「青年海外協力隊」は「仕事」ではありません。これは、対外的にはボランティアです。JICAという外務省が管轄するところが、海外からの要請に応じて日本国内から人を集め、原則として2年間、派遣します。手当は支給されますが、「海外協力隊」に就職はできません。 例えば日本で中学校の数学教師をしている、水道敷設工事の経験がある、看護師である、そういう人達が自分の技術や知識を活かしてボランティア活動を行うだけのものです。だから「仕事に就く」わけではありません。新卒で就職し定年まで働く、そういうものではありません。 学歴が必要なものもあります。例えば看護師でも要請が「わが国の看護教育制度を充実するために」というものであれば相手の国が「四年制大学卒業者」と条件をつけるのが普通です。農業技術を学校で教える人の募集ならほとんどが「農学士の学位を持つ」つまり農業系の大学を卒業している人を求めています。一方で、「養殖業で3年の経験」のような、「実務経験」だけでよい要請もあるし、「青少年リクレーション活動」なら学歴不問のものもあります。 NGOが募集して海外に送り込んでいるのもボランティアです。こちらは年数に決まりはありませんが、現地でいらなくなったらそこで終わりです。 NGOそのものに就職し、日本でボランティアを集めたり、資金をあつめたりする仕事をすることも理屈としては可能です。募集はほとんどありませんけど。 一方で、青年海外協力隊を派遣しているJICAは、普通の会社のように人材を募集しています。新卒は短期大学、大学、大学院(修士、博士)以上の学歴がなければ応募できません。実際問題として短大で合格する人はほとんどいません。中途採用は学歴を問いませんが、英語力(TOEIC860点以上)、企業・法人等における職務経験、または国際協力に関連する実務経験が必要ですからその実務経験のためには大卒は必須です。
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