日本郵便 JR貨物 船社関係 日本郵船グループ 商船三井グループ 川崎汽船グループ その他 港湾など 山九、日新 など 路線など 佐川、ヤマト、西濃など 倉庫 住友倉庫、三菱倉庫、ニチレイなど 大手と言っても物流業界も色々ですので。。。
いっぱいあり過ぎて無理だわ! そもそも皆部類が違うから何に対して大企業なのか?
大手企業と考えたときに、何を持って大手と定義するかは、指標によって異なります。企業の規模や知名度も大手企業を定義する要素のひとつですが、それだけではなく売上高を見るのも大切です。売上高が高い企業=業界で大きく活躍している企業と言えるため、そこには必ず大手企業の存在が現れます。物流業界について詳しい知識を身につけるためにも、業界トップ10の売上を誇る企業を知り、それぞれどのような特徴を持っているか理解しておきましょう。 ①日本郵船 日本郵船は、海運業界の大手企業であり、売上高は物流業界1位の2兆1,832億円です。活躍の幅は広く、国際的な海上運送業を主とした総合物流事業および不定期専用船事業、一般貨物輸送事業、客船事業、不動産業などをおこなっています。 海、陸、空を結ぶ総合物流企業として、世界38ヵ国に447ヵ所の物流拠点をを持っています。業界最大手でありながら、さならる成長が期待できるため、今後も物流業界をけん引し続ける企業といえます。 ②日本通運 日本通運は物流業界最大手の企業であり、売上高は1兆9,953億円です。自動車や鉄道の輸送から、船や航空輸送までをおこない、陸海空すべての経路での物流を制覇しています。物流のすべてを網羅し、巨大な事業規模で活躍していることが特徴です。 また、物流だけに限らず、倉庫や通関、情報処理などの関連事業も幅広く、複数の事業領域で活躍していることも高い売上高を実現させている理由です。全国1,000を超える支店と営業所を持ち、日本中どこでも活躍しています。また、活躍の幅は国内だけにとどまりません。海外にも611の拠点を持つなど、国内外で活躍するグローバル企業といえるでしょう。 ③ヤマトHD ヤマトHDは、クロネコヤマトの宅急便でも知られる企業であり、売上高は業界3位の1兆5,388億円です。ヤマトHDは企業規模もさることながら、知名度の高さからも業界最大手と言える企業であり、物流業界の成長に大きく貢献しているリーディングカンパニーです。ヤマト=宅急便のイメージが強いですが、宅急便以外にも複数の事業を持っています。 デリバリー事業、BIZ-ロジ事業、e-ビジネス事業、フィナンシャル事業、オートワークス事業、その他事業が挙げられます。物流業界にとどまらず、現在でも事業領域を拡大して活躍を続けている企業です。また、労働環境の改善にも積極的で、物流業界全体で抱える問題の改善にも取り組んでいます。 ④SGホールディングス SGホールディングスは佐川急便でも有名な企業であり、売上高は業界4位の1兆450億円です。ヤマトと並び、宅配事業で広く知られている企業です。佐川急便に挙げられるデリバリー事業はもちろん、ロジスティクス、海外・国際事業、不動産事業、その他事業と幅広い領域でも活躍しています。 デリバリー事業では、宅配輸送のサービスをおこなうだけではなく、物流面の課題の解決を目指し、グループ企業で連携しながら常に改善策を提供し続けています。また、企業向けの事業としてロジスティクスも挙げられ、これも物流業界発展に大きく貢献している分野です。宅配事業の大手ブランドというだけではなく、物流業界を幅広い事業領域からけん引するリーディングカンパニーといえるでしょう。 ⑤アルプスアルパイン 総合電子部品メーカーとして、スイッチ、センサー、チューナー、光関連部品などを展開してきたアルプス電気が、アルパインと経営統合されてできた企業が、アルプスアルパインです。子会社のアルプス物流は、運送・管理・輸出入貨物の3つのサービスと、包装・資材販売、成形材料販売の2つの販売事業を中心に展開しています。 主な顧客はエレクトロニクス業界で、世界的な成長が見込まれています。海外拠点の拡大にも注力していて、中国・韓国・台湾・タイ・マレーシア・シンガポール・北米・メキシコ・ドイツを結ぶネットワークを持っています。その中でも特に中国には、主要都市に拠点を整備しています。 アルプス物流では、取り扱いが難しいとされている電子部品の物流が中心です。静電気対策や空調管理、細かい作業が必要となり手間がかかる貨物ですが、独自の高い物流技術で高い評価を得ています。 ⑥日立物流 日立物流の売上高は7,003億円で、業界第5位の位置づけを誇っています。システム物流事業(3PL)に始まり、企業の物流システムの管理や構築を主な事業として展開しています。自社での物流はもちろん、他企業に向けた物流合理化の提案に強みがあり、物流コンサルティング業をおこなうなど、大手企業の中でも異色の存在です。 幅広い事業領域を持ち、複数の立場から物流業界を支え、業界内でも重要な位置づけを担う企業です。物流システムの構築では、資源調達から生産、販売、リサイクルまでを対象とし、環境にも配慮している点も大きな特徴でしょう。単に合理化を目指すだけではなく、環境にも配慮し、信頼を勝ち取っている優れた企業です。 ⑦日本水産 東京都港区に本社を置く大手水産・食品企業です。ブランド名の「ニッスイ」は広く知られていて、冷凍食品や加工食品などで人気です。1911年の創業から「価値を創造し続けることによって社会にお役立ちすること」を基本理念として掲げ、事業を展開しています。水産事業、加工事業、物流事業、医薬品事業のほかにも船舶の建造・修繕、運航などもおこなっています。 物流事業では、チルドや冷凍温度を保ったまま商品を運ぶ、低温物流が主となっていて、社外からも高い評価を得ています。全国の冷蔵庫倉庫を拠点とする冷蔵庫事業、外食産業など総合的な物流事業を委託する3PL事業、ニッスイグループのグローバルサプライチェーンを支えている海上国際物流事業の3つの分野を展開中です。今後もさらに安全・安心・高品質な低温一貫物流を目指し、それぞれの機能の強化を目指しています。 ⑧セイノ―ホールディングス 1948年日本で初めて大垣~名古屋までのトラック長距離運送をおこなった西濃運輸を子会社に持っています。岐阜県に本社があり、貨物自動車運送事業、倉庫業、航空運送代理店業、通関業などを展開しています。 業界初となる700㎞圏内貨物の翌日午前中配達をおこなう「カンガルーSAVE急便」、個人情報等を含む機密書類を回収して溶解処理をおこなう「精密書類回収BOX」、西濃運輸の現場力を活かて物量の最適化を提案する「ロジスティック事業・3PL事業」、東京・名古屋・大阪・神戸を中心とした地域密着型の「お買い物サービス」など、独自のアイデアと技術が特徴的です。 社員は物流に関する知識が必要となりますが、現場での体験をその後に仕事に活かせる事が大切という考えがあります。 ⑨ニチレイ 冷凍食品事業で業界トップを誇るニチレイグループですが、食品低温物流事業でも業界でもっとも高いシェアとなっています。また、食品の分野で培った技術を活かし、バイオサイエンス事業にも力を入れています。 冷凍食品のブランドとして業界シェアトップのニチレイフーズ、水産・畜産素材の調達・加工・販売をおこなうニチレイフレッシュ、日本最大の低温物流ネットワークを持つニチレイロジグループ、バイオテクノロジーで心身の健康に貢献するニチレイバイオサイエンスとの4つの事業が中心です。 ニチレイロジグループは創立70年の実績を持ち「選ばれ続ける仕事」というスローガンを掲げています。国内外に約120カ所の拠点があり、世界でも業界5位のシェアがあります。 ⑩山九 山九株式会社は、東京都中央区に本社があり、福岡県に本店を持っています。一般港湾運送事業、貨物自動車運送事業のほかにも国際物流事業、倉庫事業、機工事業など幅広い物流サービスを展開しています。 また、梱包や在庫管理などのロジスティクス事業、プラント建設・メンテナス・改修や解体などをおこなうプラントエンジニアリング事業も手掛けていることが特徴的です。重量物運輸の分野においてはパイオニアとなっていて、自社で内航コンテナ船を運航しています。 日本通運、日新と共に「中国物流御三家」とも呼ばれています。独自の技術力で、設計・製作から輸送、建設・据付工事、メンテナンスまでをおこなう「一貫責任施工体制(EPTC)」も、山九の大きな特徴のひとつです。
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