解決済み
【入国警備官】 入国警備官を目指しているものです。 入管局について調べている中で、入管には行政職の入国審査官と法務事務官 公安職の入国警備官 という職種の異なる官職が同じ組織で働いてるということを知りました。 また、全国の入管職員の内訳を見ると、入国審査官が約3500人、入国警備官が約1500人と倍以上の差があります。 これらを踏まえて疑問に思ったのですが、 ・入管という組織において、主役は入国審査官であり、入国審査官の方が発言権があるのか? ・局長、次長、総務課長といった重要ポストを占めるのは、やはり数の多い入国審査官上がりの人が多いのか? ・入国審査官と入国警備官の間で、考え方の違いから、軋轢などはあるのか? といった疑問が浮かびました。 もし、お分かりの方がいらっしゃいましたら、教えていただけると幸いです。
418閲覧
Q1:地方出入国在留管理局の局長、次長、支局長、支局次長、審査監理官、総務課長といった重要ポストを占めるのは、入国審査官上がりの人が多いのか? A2:そのとおりです。出入国在留管理庁発足時点では、本庁ポストのうち、次長 、総務課長、出入国管理部審判課長が充職検事の司法試験合格組です。入管は元々外務省の外局だった関係で、本庁になる前の本省入国管理局には外務省キャリアもいたことがあります。今後は分かりません。主要幹部のほとんどが、国家公務員採用Ⅰ種試験(現在の総合職試験)最終合格者から法務省本省入国管理局に採用された入管キャリアです。東京大学法学部・文学部卒業者もいます。入管キャリアは、2年目で短期研修の警守、3年目でOJTとして警備士補・入国警備専門官、その後は警備士長・統括入国警備官など入国警備官と入国審査官の双方を経験します。また、現場の入管幹部には、国家公務員採用Ⅱ種(現在の一般職採用大卒)試験最終合格者から採用された「入国審査官上がり」が多いのも特徴ですが、入国警備官採用試験組は、語学系を中心に4大卒者もかなりの割合を占めており、警守採用・1級→初任科研修修了→警守長昇任試験合格→警守長昇任・2級昇格・入国警備専門官→入国警備官中等科研修(研修中考試あり。人により研修時期は異なる)→警備士補・3級→入国審査官と高等科研修(選考で幹部候補)→上席入国警備専門官・4級→警備士・5~6級→警備士長・統括入国警備官・6~7級→警備長・首席入国警備官・7~8級と順調に昇任していき、警備監・警備監理官・公安職(一)職務の級8~9級に昇任後、その上は、行政職(一)・入国審査官に転任の上、地方出入国在留管理局次長に昇進しています。入国警備官から海外の日本国総領事館の査証担当副領事兼在外公館警備官→本庁勤務の法務事務官など経て途中で入国審査官に転任する職員もいます。一方、現場に目を向けると、摘発型出張所の主流は入国警備官ですが、出張所長は首席審査官クラスの入国審査官ですし、ナンバー2と3の統括審査官も入国審査官であり、その下に統括入国警備官・警備士長以下の入国警備官がいます。 Q3:入国審査官と入国警備官の間で、考え方の違いから、軋轢などはあるのか? A3:あります。類似する刑事裁判・刑事手続に例えると、不法滞在者の身柄を拘束する収容令書(通常収容と要急収容)を発付するのは主任審査官という資格を持つ入国審査官ですのでこれは裁判官に相当し、収容令書を請求するのは入国警備官ですから検察官や警察官に相当し、入国警備官は違反調査を終えると違反審判に移りますから、起訴する検察官に相当します。地方裁判所の第一審に相当する違反審判と、保釈許可に相当する仮放免許可審査は入国審査官が担当し、第二審の控訴審にあたる口頭審理を担当するのは特別審理官と言う資格を持つ入国審査官が高裁裁判官に相当します。当然、職種による考えの違いがあり、軋轢も生じます。同じ在朝法曹ですが、検察官と裁判官の違いに似ています。入管職員の底流にある職業観をあえて俯瞰するならば、私見ですが、入管キャリア組は、法務省人権擁護局や外務省勤務もあってか国際人権擁護派寄りの考えが底流(ごく一部には反皇室も)にあるようですが、一方、高卒主流の現場叩き上げ入国警備官らは、生理的に外人嫌い、国防国粋皇道民族派寄りの思想底流に、万世一系の日本人を守護せんとする不法外国人絶対排斥主義を肌で感じます。何しろ臨検摘発時、不法就労外国人女に石の入った廃パンティストッキングを振り回されて当たり怪我した経験もありますから。
発言権とかは職種に関係なく、その人のキャラ次第じゃないですか?入管と言えば空港でパスポート見て、チェックする仕事が代名詞ですし、審査の仕事の方が多いでしょうけど あくまで想像ですけど、ポストについて言えば、数に限りもありますし、絶対数が多い方がポストにつく人も多いんじゃないですかね まぁ、審査と警備って文化部と運動部みたいで考え方とかも違いそうですし、仲は良くなさそうですね
< 質問に関する求人 >
法務(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る