向上心があって、素晴らしい限りです。 ですが、やっと教科書に載ってることを載ってるとおりに処理させるというつまらない勉強から解放されたんじゃありませんか。教科書のある勉強は、とりあえずしばらく措きませんか? 大学というのは、4年間(学部によっては6年ですが)という、自分がしたい勉強をしたいように行なっていい貴重な期間なんです。 漠然としていてわからないかも知れませんが、ひとことで言えば「魅力的な自分作り」というのが大学時代の課題です。 何回かこの知恵袋にも書かせていただいたんですが「東大に入る」だけを目標に頑張ってきた人が念願叶ったら何を目標としていいか分からなくなり、ボーッと過ごしてしまってそれでもそこそこの企業に就職したけれども、某私大でアメフトをやっていた同期にリーダーシップで全く太刀打ちできず、最終的には定時出社して自分の席について誰とも何もコミュニケーションせず定時になったら帰るだけの生活になり、居づらくなって結局辞めてしまった、なんていう残念な東大生も実在します。結局この人、工事現場の日雇い派遣にまで転落しちゃうんですけどね。 いろんな人と出会い、いろんな考え方に触れ、自分自身もいろいろなことを考えて、考えた結果を行動に移して、成功したり失敗したりできる。これは人生の宝物になりますよ。 一見するとそんな風には見えないけど、こんなことを知ってるんだ、こんな特技があるんだ、そういう引き出しがいっぱいある大人と、口を開けば出身大学の自慢しかしない大人、現段階ででもいいです。どちらと会話したいですか? 私は去年の春まで(だったはずですが)、日本の商社のヨーロッパ支社長として長い間現地でお仕事をなさっていてヨーロッパ各地で働きアフリカ大陸の北の方にも仕事でちょくちょく出かけていて、定年で退職して日本に帰ってこられたという方と机を並べて勉強していました。習っていたのはラテン語なんですがその件はちょっと措きますが、帰りのバスにゆられながらこの方のお話を伺うのがまた楽しみでした。 ビジネスランチってありますでしょ。取引先の人と長めの昼食を取りながらいろんなことを話すという。これで食べながら仕事の話をするのは日本人だけなんだそうです。欧米の方は西洋の古典なんかを引きながら、自分の持っている文化的背景なんかを披露します。 で、向こうから見たら日本って世界でも珍しい「有色人種による先進国」ですよね。文化的バックグラウンドなんかを知りたがってるんです。欧米の人は。しかし日本人はそれを語れません。「教養を身につける」ということを教育が行っていないからです。日本人自身が、日本人のなんたるかを知らない。現状、そういう残念なことになってます。 別に古典を身につけるだけがその道ではありませんが、仮に海外の担当者と話をするような立場になったときに、背負っているのは自分が属する会社だけではありません。相手から見たら「日本代表」です。興味津々なのに、仕事の話しかしない、つまらないやつという残念な結果は避けたいと思いませんか? 「マイクロソフト・ジョークス」ということで本ができるぐらい、ビル・ゲイツをネタにしたジョークは多いですが、それは欧米の人たちにとってビル・ゲイツが「金儲けは上手いけれどもただそれだけの男」と見做されていることによります。特にヨーロッパのエリートから見て、ビル・ゲイツは「ポッと出の成金」ぐらいに思われているんです。 私はもういい歳のおっさんですが、いまになってみればいい選択だったなと思うのは高校の選び方と大学での研究課題です。高校は禅宗のバックグラウンドを持ち、宗教の時間というのが週1コマだけですが設けられていました。ここで禅宗の教えに触れた私は大学で哲学をやりたくなって、最初の目的は日本思想でした。ですが専門的に勉強するとなるとどうも曖昧模糊としているんですね。そこで私はいくつかの幸せな出会いがあってギリシャ古典に宗旨替えします。明快に理を説いていくギリシャの偉人たちは私と相性がよかったようで、日本思想とは一旦距離をおくことにより、かえって日本思想がよくわかった、なんてこともありました。ゼン・ブッディズムは割と海外からの受けもいいですよ。 まあ長々書きましたがこれらすべてはほんの一例に過ぎません。あなたがどういう形の「魅力的な人」になれるのかは、あなた自身が決めなければいけません。試行錯誤もあるでしょう。でもそれが許されるのが大学生という期間なんです。 資格なんてものは、就職してからでも頑張れば取れます。どうしてもというならば簿記3級は取っておきましょうか。2級は必要ありません。私は2級持ちですが工業簿記なんて役に立ったことがありません。 TOEICはコツさえわかれば英語力が無くても高得点が取れてしまうということでその虎の巻が売られているぐらいのテストですし、何より英語を話すと言っても英語で何を話すかがなければ意味がありません。どうしても伝えたいことがそこにあるのならば、言葉の壁って案外簡単に超えられますよ。 趣味で取るのならば面白い資格はいっぱいありますよね。そういうのを取得してネタにしてしまうのも面白そうだと思いませんか?「時刻表検定」とか「カッパ捕獲免許」とか(実在します)。 まずはデスクを向いている視線を上げて周囲の景色を見て下さい。広い世界がそこにあるはずです。
行政書士でさいしょは何百万といっても 一般よりだいぶ高い。 そして独立開業すれば 何千万ももらえる
ぶっちゃけTOEICだけ極めた方が良いです。何のために取りたいのか知りませんが。 管理栄養士を趣味で取るって凄いですね。四年間ダブルスクールとは恐れ入ります。
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