今春に某旧帝大の経済学部を卒業した者です。卒業後の進路と将来のキャリアについて、皆様の意見を頂戴したく質問を書かせていた…

Question

今春に某旧帝大の経済学部を卒業した者です。卒業後の進路と将来のキャリアについて、皆様の意見を頂戴したく質問を書かせていただいております。ご意見を頂戴する前に、まず私のこれまでの人生経験について知っていただきたいのでご紹介させていただきます。長文となりますことをご容赦ください。

私は小学５年生から高校３年生まで野球をしていました。将来はプロ野球選手を目指すほど熱中していましたが、その一方で勉強は疎かにしていました。そのため高校受験では失敗し、偏差値４０程度の総合高校普通科へ進学しました。そこでの３年間は苦難の連続でした。野球部に所属していましたが、相次ぐ故障に悩まされ、大会に出場することは一度もありませんでした。小・中学校ではエース投手であったため、プロ野球選手を夢見た自分にとってはかなりの挫折でした。また学生生活ではいじめにもあい、苦痛と我慢の毎日でした。
そんな日々の中「この環境を脱したい」という思いで大学へ行くことを決意し、勉強を始めました。ほとんどの学生が就職する中での勉強は大変で、時には筆箱を校舎の３階から落とされる…なんてこともありましたが一生懸命勉強しました。しかし、勉強すればするほど自分のレベルが低いことを悟り、当初の目標大学に合格することは叶いませんでした。それでも他大学には合格していましたが、高校とは全く違う「向上心を持った人」が集まるような難関大学へ進学することが諦めきれず、また自分自身でも成長を感じていたのでそちらの大学への進学は辞退させていただきました。その代わり、以前から先生に勧められていた大学編入の学校へ進学することとなりました。
そこでは編入できる最難関の旧帝大を入学当初からの目標とし、一番下のクラスでしたが日々編入試験の勉強をしました。そして2年後、念願の旧帝大に下位クラスとして史上初の合格を果たしました。
編入後の大学生活は２年間でしたが、多くの挑戦をしました。夏休みには海外インターンシップで広告営業に挑戦し１ヶ月で５０万円ほどを売り上げたり、ゼミではチームで論文を作成し大会に出場して英語で弁論したり、また香港の日系企業を訪問したり…振り返れば充実した２年間を過ごせました。唯一の心残りは留学をしなかったことです。
そして、就活。高校から向上心高く頑張れる環境に身をおきたい気持ちでここまできたので、特にやりたいことはなく、国際展開を条件に大手不動産会社を受けました。しかし、残念ながら面接で落ちてしましました。別の企業からは内定をいただいていたので、そちらに進もうかなと思っていた時…大学受験に失敗した時の自分を思い出しました。「今の自分ならもっと成長できるし、海外留学というやり残したこともある。だったらあの時と同じように直感に従って、やりたいことを思いっきりやったほうがいい。そのほうがもっと成長できるし、その先きっと成功する」。実体験に基づいたこの気持ちが湧いてきたので、私は内定先を辞退し、すぐに卒業後、海外へ行く方向で調整しました。時期は４月出発で、国はカナダ、手段はワーキングホリデーを選択しました。目標は①英会話のレベルアップ②現地企業に就職、もしくは滞在中にボスキャリで就職、です。この目標に向けて日々準備を進め、今春卒業をしました。ここまでが私の人生の概要と経験してきたことです。

しかし出発間近となった３月、世界的なコロナウイルスの蔓延でカナダへ行くことができなくなりました。滑り込みで入国できればと考えていましたが、現地の友人によると今は仕事も全くない状況だそうです。この状況での私の選択肢は、以下の２つと考えています。

①コロナウイルスが収束し、入国制限が解除される時まで英語の勉強やバイトを続ける
②出国準備と並行して就活を再度行い、来年以降行けなかった時４月から入社できるようにする。

友人は②の選択肢が無難であり、そうしたほうがいいという意見が多いです。私も①が無難だとは思っています。しかし正直な気持ちを申しますと「何のために内定を辞退したのか」と思っており、②は選択したくありません。今まで無難な人生は歩んできてないですし、後悔しない道、人と違う道で成功してきた自分の直感からこれからの人生もそうありたいと考えています。将来は海外に居住したいことは明確なので、日本での就活を諦めて現地での採用・永住も含めたワーホリへ挑戦したい気持ちが正直なところです。しかし来年もカナダへ行けない可能性もありますし、ワーホリを諦めて日本で何らかの職についたほうが良いのかとも迷ってます。難しい問題ではありますが、参考までに意見を頂戴したいです。よろしくお願いします！

Answer 1

②がお勧めです。

これはカナダに限った事ではありませんが、今世界はCOVID-19で大変な事になっています。カナダはアメリカ程感染者は居ませんが、ソシアルディスタンスや不要不急外出禁止等で経済が大混乱。COVID-19 関連の失業者は4億超えると言われています。
例え後2、3ヶ月で感染の広がりが抑えられたとしても、経済が元に戻るにはかなりの時間が必要ですし、失業者がCOVID-19 以前の状態に戻るにも時間がかかるでしょう。ですからワーホリ制度も来年すら再開されるか分かりませんし、例えワーホリ出来ても、現地で外国人に回す仕事があるかどうか。

それに以前でさえ、新卒ワーホリから現地企業就職はほぼ不可能。現地企業はスキル有りの経験者しか雇いませんし、経験不問で出来る様な職種には就労ビザはおりません。ですから、新卒ワーホリで出来る様な仕事はビザには繋がらないのです。

でも貴方はまだお若いですし、かなりの努力家の様ですので、これから海外移住を果たす事は可能だと思います。
①では海外就職に必要なスキル、経験が身につきません。海外就職を目指すなら英語は出来て当たり前です。
②カナダに支社がある様な会社に就職する。又はカナダでも通用する様なスキルが身につく会社に就職し、経験とスキルをつけて、数年後にカナダで就活する。
③就活して、正社員、又は派遣でも正社員同等の収入を確保し貯蓄。数年後にカナダの大学院へ入学。IT系が一番就労ビザに繋がる様ですが、調べればまだ他の職種もあります。専攻は必ずその仕事に繋がるものにして下さい。どんな学部でもカナダの大学を出ればビザに繋がる訳ではありませんので。

カナダ人や移民の配偶者を見つける以外は、かなり時間のかかる計画ではありますが、カナダで必要とされる人材にならなければ就労ビザは取れませんので、本気なら長期戦で頑張って下さい。

Answer 2

大学進学までは直感と向上心でなんとかなったのかもしれませんが、今後の社会人としてのキャリアは直感なんかではどうにもならないし、勘で無鉄砲なことやると取り返しのつかないことになりますよ。

社会人になったら、明確な目的意識と、綿密な情報収集、緻密な計画が無ければ成功できません。世の中には直感を信じて成功したように見える人もいると思いますが、本当に成功する人は、これらの事前準備をきちんとした上で、最後に直感を信じるんです。人と違う成功者は、直感が優れているのではなく、準備の能力、考え抜く能力が並外れているんです。そこを勘違いされていませんか？

孫正義だったか、誰だか忘れましたが著名な経営者が、「時には失敗のリスクを恐れず進むこともあるが、成功者は当たって砕けろとは決して思っていない。例え失敗しても砕けない綿密な準備をするからこそ、思い切ったことができるのだ」という趣旨のことを言っていました。

他の回答者もおっしゃっていましたが、就職を蹴ってまで選んだ手段がワーホリって、あまりに目的も計画も雑すぎます。当たったら間違いなく砕けちゃいますよ。大学の浪人と就職の浪人ではワケが違います。日本の新卒雇用を原則とする制度で、一度そのレールを外れることがどれだけ重大なことかは、大学の選択とは全く次元が違います。

ワーホリの何が悪いかわかりますか？ワーホリで、今後の就職に活かせる何を学ぶかが明確でないからです。英語なんかただの道具ですよ。国際的な仕事をしたいならできて当たり前、ゼロです。英語以外にワーホリから何を学んだとアピールするんですか？できませんよね。だってワーホリって遊びなので、就業訓練の目的では作られてませんから。

例えば、日本でもコンビニバイトや飲食店で、外国人の日本語の上手な店員さんを見ることはよくあります。で、日本の一流企業で、「私はコンビニバイトで日本語を学びました！」って言って就職できますか？できませんよね。コンビニのレジやウェイター程度の語学力では、なんのアドバンテージにもなりません。

ボストンキャリアフォーラムって、修士号やMBA持ってるような人も珍しくないですよ。さらにボランティア活動とかやってて人物が優れてたりしちゃいます。申し訳ないけど、日本の大学の学部卒で、ワーホリした人が出る幕はないと思います。

熱意はある方なのだろうと思います。ですが、熱意をほめてもらえるのは学生までです。その熱意で国際的な企業で何を実現したいのですか？そのための計画はどんなものですか？今の不明確な目的意識と雑な計画のままでは留学が成功しないのは、年配の社会人なら誰でもわかります。就職して数年して目的意識がはっきりしてから留学したって遅くはないし、実はその方が成功する可能性は圧倒的に高いんです。

今ならまだ第二新卒でギリギリレールに戻れます。あなたはいま結構瀬戸際にいると思いますよ。

Answer 3

ワーホリではキャリアは積めません、ワーホリの仕事は簡単なバイト程度の仕事です。

しかし、もったいないことをしましたね。せっかく旧帝の新卒なのに今春就職せずに1年棒に振ってしまいますね。来年の就職を目指しても新卒でなくなっているし、しかもコロナの影響で採用を抑える企業は多いでしょう。

海外就職を目指すなら、まずは日本でしっかり職歴を積んで実績を作ってから海外の企業に応募しましょう。海外の企業は何の経歴もない新卒をわざわざ日本から採用することはないです。できれば働きたい国の大学院へ進学した方がいいですね。

Answer 4

何か激しく誤解されているように思います。

１）ワーキングホリデーは文字通り「ホリデー」の遊びです。

いわば海外フリーターなので、キャリアに役に立つバイトを見つけることは困難ですし、外国の大学の新卒がワーホリからカナダ企業の現地就職に繋げることは不可能に近いです。
海外では、学歴・職歴が採用に直結していて即戦力が要求されるので、職歴なしの新卒が最も就職しにくいのですから。

２）日系企業の現地採用は駐在員のお守り役です。

カナダ企業が無理となると、就活は日系企業になりますが、たとえ東大卒であろうとも、日本の大学の新卒では役に立たないでしょう。
日系企業は、現地の事情に詳しく、ビジネスレベルの英語（またはフランス語）ができ、通訳と翻訳とコーディネーターの能力を兼ね備えて、語学のできない駐在員のお守りができるアシスタントが欲しいからです。日系企業は永住権のサポートをしたがりませんから、使い捨ての人材なんですよ。

それなら、カナダの大学を卒業した日本人留学生を採用するでしょう。カナダの大学を卒業すれば３年間の就労期間が貰えるので雇いやすいですし、学生時代からインターンとして働いて貰って能力を見ることもできます。そもそもの採用ポストが少ないので、希望者はたくさんいます。

３）ボストンキャリアフォーラムは北米の大学の留学生と日本へ就職したいアメリカ人のリクルートが目的です。

日本企業がわざわざ費用を掛けて北米まで採用しにくるのは、海外の大学・大学院で鍛えられ、ネイティブと対等に商談ができるような人材が欲しいからです。
有名大学や有名MBAを卒業見込みの日本人留学生が押しかけるため、UCLAの留学生ですら内定がとれないこともあります。
だから、基本的に語学留学やワーホリは門前払いです。

コロナ騒動で、各国の経済は大打撃を受けつつあります。回復するには数年が必要でしょう。

北米は簡単に首切りやレイオフを行います。たとえば、この１ヶ月でアメリカの失業者は600万人を超えたそうです。とてもじゃないけれど、外国人の職歴なし・スキルなしの大卒が就労ビザをサポートして貰って就職できるような悠長な状況ではありません。

コロナ騒動が落ち着いたとしても、今後、日本企業が採用を控えることは当然考えられることです。日本は新卒採用を抑えることで雇用調整を行うからです。

だから、ぐずぐずしている暇はないと思います。
すぐに就活を始めて、第二新卒で企業の内定を貰うことをおすすめします。旧帝大卒なら、新卒時よりは落ちるかもしれませんが、どこかへ潜り込むことは可能でしょう。

そして、日本で数年働いて職歴をつけ、経済が良くなったら、カナダ企業へレジメを送って就活をしたらいいでしょう。カナダやアメリカのMBAや大学院へ留学して、もっと上を狙うことも可能ですしね。

皆さんも仰っているように、カナダに役に立つ人材でなければ就労ビザは貰えません。
これが、カナダ政府が移住を許可する職業リストです。Level 0やLevel Aに該当するような専門職になってください。
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/immigrate-canada/express-entry/eligibility/find-national-occupation-code.html

Good Luck！