実は就職氷河期は存在しなかったという主張もあります。 正確には大リストラ(業界構造の再編)が存在したというものです。 図を見てください。既存の産業が斜陽化し変わりにIT系が猛烈に伸びています。 つまり斜陽産業に一生懸命就職しようとした人たちは就職氷河期と感じていた。 ですが当の企業側が青息吐息で絶賛斜陽中だから雇用なんかできません。 ではIT系はというと当時は携帯電話の普及直前であり、パソコンだって物好きが障っているくらいでIT系があることさえ知らなかったというところです。 今だって日本の7割の世帯はパソコンを持っていないとPISAで指摘されていますし、スマホの中身がコンピュータだってこと知っている人のほうが少数派です。 あの時代、産業構造を理解し、自分の生存戦略を考えていた人には就職氷河期は存在しなかったと言えます。 ですが大学を卒業すれば普通に就職できると考えていた人は運が良くないと就職できない時代でした。
四年制大学を2000年卒ですが、超氷河期でもいちばんひどい年でした。 地元のさほど大きくない信用金庫には、採用枠5に500人ほどの応募が殺到してましたね。 どこに行っても、面接会場がめちゃくちゃにごった返してたのを覚えています。 先物取引とサラ金の求人をよく見かけました。 運が良いかどうかはわかりません。 本当の大手なら良いでしょうが、福利厚生も整っていない、サービス残業あたりまえのような中小企業なら、いいように使われてボロボロの人だらけじゃないでしょうか。 この世代の人は、大学受験も高倍率で、とにかく我慢強く耐え忍ぶ人が多いと思います。
ランクを下げれば正社員も有りましたよ。 でもやっぱりブラック会社も多かったですけどね。 大卒ならそこそこ企業くらいは入れる時代だったのが、大卒でも中小企業がやっとと言う時代にいきなり転換したんですね。 正社員っていってもピンきりですから。
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