試験で求められるであろう1級水準測量について述べます。 >水準点間の測点数が多い場合は 固定点を設ける 意味は 例えば水準点間の距離が2kmあった場合、 標尺-器械-標尺-器械-標尺-器械-標尺・・・ と約20回器械を据え付けます。 測点数=器械を据えた回数 標尺は標尺台の上に置き、ターニングさせます。 通常8~10測点で固定点を設けます。 固定点とは、ちょっとの事では動かない物で、通常は水準用の金属鋲をアスファルトに打ち込みます。 その金属鋲を標尺台の代わりに使用します。 設ける理由 他の回答者さんの回答のとおり 再測量を楽にするために必要な理由もあります。 しかし 一番の目的は精度管理にあります。 水準点1から水準点2を測量する場合 水準点1-固定点1-水準点2のように固定点を設け、 水準点1から固定点1の往復観測差 固定点1から水準点2の往復観測差 水準点1から水準点2の往復観測差 を求め、制限外なら再度その区間を測量します。 例えば、 水準点1から固定点1で+10cm間違えて 固定点1から水準点2で-10cm間違えた場合。 ±0になりますが、観測は間違っています。 固定点で精度管理をしないと、その間違えに気付きません。
水準点間の測点数が多いときは適度に固定点を設ける 例えば、水準点間の測点数が100点だったとします。その間で異常があった場合、100点の再測を必要とします。もし10点おきに固定点を設け、全部で固定点9点、10区間に分けられれば、その10区間のうちから異常を見つけ、再測をします。固定点を設ければ設けるほど再測をする場合の作業効率がいいです。が、1点設けるというのもまた作業ですので、適度にします。 あとは、作業を中断する場合、固定点でという場合もあります。 測量士補試験的にこの回答でどうかわかりませんが、根本的にはこのような理由です。
与点から与点の距離が長いので間に仮の固定点を自分で作ります。 理由は往復の観測差で較差超過発生時に固定点が無ければ与点から与点を再測しなければなりません。 そんな効率の悪い事を避けるために短い距離で作った固定点間を再測すれば良い様にしています。 ご理解できましたか。
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