小中学校で英語を教える外国人の講師たちが、彼らは契約社員で不安定な仕事であるといっていました。 しかし、生活ぶりは決し…

Question

小中学校で英語を教える外国人の講師たちが、彼らは契約社員で不安定な仕事であるといっていました。
しかし、生活ぶりは決して質素ではなくむしろ日本人のほうが質素倹約な生活をしていると思いました。
彼らの多くは文句いいながらも日本を楽しんでいる。
他の諸外国からきた外国人のかたたち(英語講師ではない)は日本で働き母国の家族への仕送りをし、英語講師たちよりも低賃金で働き、日本語も上手。
この差はなに？

また英語講師の職場環境など、不安定な雇用といいながらも、私の知り合い米国人は3年以上続いた職場がありません。A幼稚園で２年、その後、B英会話教室で１年、の後、C英会話教室で２年、そんな感じで15年日本で英会話講師をされています。解雇されたのではなく、自ら職場を変える。変わる理由は経営者と考えが合わないとか給料が安いとかばかり。
辞めてもすぐに次の仕事が見つかるから辞めるのも簡単なのでしょうが日本人だって正社員で働くのは楽ではないのに(楽もいるでしょうけど)、１日４コマだけの英会話の授業で月の手取りが16万円とか、うらやましいくらいです。
ただ50歳で家族を養わなければならない英会話講師がその給料だと、少ないかもねとは思いました。

日本が嫌なら帰国して就職すればいいのにそれができないなら契約社員でも日本で暮らしていけるのだから文句言わずに働けよと思いました。

どう思いますか？

Answer 1

私のいた塾にも、そんな英語の先生がいたけど、自分のパフォーマンスを評価してくれる塾を渡り歩いているなかなか魅力的な先生でしたよ。

その先生は、日本が好きで、子供が好きで、授業が好きで、小学生のクラスは面白おかしくいい授業をして、中学生のテスト対策なんかは「つまりませんねぇ」という、なんか憎めない先生でした。

当時はすくなくとも塾の世界では、別に外国人限らずですが、そういう先生も混ぜて、幅のあるラインナップを組むのは普通にありました。

それも一つの生き方で私は全然気にならなかったです。

Answer 2

１．この差はなに？

一言で言うと生まれ落ちた国と受けた教育の差です。

契約社員のALTは民間の英語学校に雇われ、そこから派遣されています。この手の学校が講師を雇用する条件は、学士号を持っている（日本だと四年制大学卒業に相当）、英語ネイティブ（もしくは大学を含め12年以上英語で教育を受けていること）であること。これがないと、日本で英語講師として働くための在留資格を取得できません。この職は英語のネイティブである、ということを拠り所としているので、日本語は必要ない。

２．給与は需要と供給とで決まるものです。日本には英語ネイティブはごく僅かしか住んでいないのに、英語ネイティブの需要はとても高い。英語がビジネスと学術の世界で世界の公用語だからです。同じように、学士号を持っていてもスペイン語ネイティブやアラビア語ネイティブには需要がない。このあたりはもう単に「運」としかいいようがありません。日本語が世界の公用語であれば、彼らは日本では働く事もできなかったでしょう。ちょうど、日本語講師が世界のどこでも、それほど需要がなくていい給与が貰えないように。

「どう思いますか？ 」
心情は理解できなくはありませんが、別に日本で働く彼らには責任も原因もないですからね。たまたま英語がビジネスと学術の世界で公用語としての地位をもっていて、日本の企業や保護者がある時期に声高に「ネイティブによる生きた会話を」と叫び立てた結果ALT制度が導入された。そこで必要とされているから、英語教育者としてではなく音声教材として働きに来る英語ネイティブがそれなりの給与をもらっている。ただそれだけのことです。どんな労働者にも待遇に文句をつける権利はあり、次の雇用主が見つかるなら転職の自由もある。文句言わずに働けよ、なんて私は思いません。その米国人は悪くないんだから。与えられた機会を利用しているだけです。

Answer 3

小・中学で働くALTのことですね。
彼らは、日本の文科省がいろんな英語圏で面接をして連れて来ているんです。3年勤務とか、年棒いくらとかで契約しているんですが、働きが良い人は契約延長します。
英会話教室などの講師は、奥さんなどが日本人だったり長く日本に住んでいる方たちなので日本語は上手ですが、上記のALTは、基本は海外から連れて来られるので、職員室の机でひらがなの勉強をしたりしています。