「ふらっと入りやすいところ」というのが、具体的にどんなところをイメージしているのか、なんですが…。客商売ですから、よほど敷居の高い旅館・ホテルでない限り、入りにくいということは基本的にはないはずです。錦糸町の「楽天地スパ」(天然温泉使用)みたいに、男性専用で女性は入れないという、時代に逆行した施設もあるにはありますけど。 今どきは普通の銭湯でも大抵「手ぶらセット」と称して、使い切りのアメニティ(石鹸・シャンプー等)とレンタルのタオルを数百円で提供していますから、何も持たずにふらっと来店してもまず心配はありません。 ほかに「入りやすいところ」の条件として考えらえるのは、入浴料金が安いところか、駅から近いか、小ぎれいで女性や子供連れにも抵抗がないか、営業時間が長いか…といったことでしょうか。 温泉が素晴らしく、かつこれらすべての条件を満たす温泉施設として、武蔵小山の「清水湯」(品川区)を挙げておきます。 東急目黒線・武蔵小山駅から徒歩5分。有名な武蔵小山商店街からもすぐ近くです。 大正時代創業の歴史ある銭湯ですが、スーパー銭湯かと見紛うばかりの綺麗な建物で、ロビーの「寝ころび処」や飲食スペースもスパ銭並みの充実度です。これで460円(東京都の銭湯統制料金、2019年現在)で入浴できるのですからありがたいことです。 清水湯が素晴らしいのは、泉質の異なる2種類の源泉を持っていることです。営業形態上はまったく普通の銭湯なのに、源泉を1つのみならず2つも持っているところは都内ではここだけでしょう。 一つは東京の温泉といえばコレ、という伝統の「黒湯」。太古の植物成分由来の有機物(フミン酸)を含んで真黒な色を呈する源泉です。蒲田(大田区)あたりのブラックコーヒーのようなドス黒さよりはやや薄く、コーラのような色をしています。この黒湯、やはり植物由来の重曹成分を含んでいるため見かけに反して肌に優しい滑らかな浴感が特徴です。泉温18.6℃の冷泉のため浴用加熱が必要ですが、非加熱の水風呂もあり、サウナ(別料金)の上がり湯として利用されています。 もう一つの源泉が2007年に掘り当てたという自慢の「黄金の湯」。成分総計が18.7g/kg(人間の細胞の塩分濃度の約2倍)もある高張性の強食塩泉で、泉温も38℃あり加熱不要の温度です。鉄・カルシウム・マグネシウムなどの金属イオンを含んで鮮やかな黄土色をしています。露天風呂はこの貴重な湯を源泉掛け流しにしており、パンチのある濃厚な強食塩泉を楽しむことができます。 駅から近く、商店街にも近く風呂上がりにふらりと入れる飲食店に恵まれているのも嬉しいところ。昼の12時から(日曜は朝8時から)深夜0時までと、銭湯としては営業時間が長いのも便利です(月曜定休、祝日の場合は営業)。 もともとは街場の普通の銭湯なので敷地はそんなに広くなく、脱衣所も浴室も決して広くありません。その割に人気があって比較的遠くからも常連客が通ってくるのでかなり混むのが難点ですが、それだけ抜群の魅力がある銭湯なのは間違いありません。 清水湯http://www.shimizuyu.com/about.html ほかに東京の温泉銭湯(銭湯なので料金はどこも460円)では、黒湯のメッカ・蒲田は外せません。駅から少し遠いですがレトロな雰囲気がたまらない黒湯銭湯の代表「蒲田温泉」。雑色駅近くには、豪華な設備の「ヌーランドさがみ湯」と内湯と露天風呂に黒湯を使った「照の湯」。温泉チャンピオン郡司勇氏が「日本一の濃い黒湯が東京にあった」と驚嘆した「改正湯」。 江戸川区船堀の「乙女湯」も加熱・非加熱両方の黒湯浴槽があり、綺麗な施設でお薦めです。船堀はここを含め4つの温泉施設がある知られざる温泉タウン。江戸時代中期の安永2年(1773)創業、現存する銭湯では都内最古という「あけぼの湯」(ただし建物は新しい)も、黒湯ではないですが天然温泉を使っています。 都内の普通の銭湯以外の日帰り温泉施設というのは、入浴料金が大人一名2,000円とか2,500円とかの高額を平気で取るところが多いのが厳しいところです。地価が高い東京だからしょうがないのですけれども、ちょっとひと浴び、という気楽さで入れないのが残念ですね。 普通の銭湯以外でお薦めを挙げるとすれば、既出ですが板橋区の「前野原温泉・さやの湯処」。 最寄りの都営三田線・志村坂上駅から10分ほど歩きます(目の前に停まる路線バスもあります)が、住宅地の中の真新しい純和風の綺麗な施設です。 入浴料金は平日870円、土日祝日は1,100円。都内のこのような綺麗目の温泉施設で千円未満(平日だけですが)で入れるだけで割安ですし、源泉も個性的で湯使いも合格点を与えられるものなので、ゆっくりくつろげる広々とした館内の環境も込みで考えれば、かなりおトクな施設ではないかと思います。 源泉は成分総計22.2g/kgもあり、上記「清水湯」よりさらに濃厚な強食塩泉です。源泉浴槽は露天エリアの東屋にあり、加温はしているようですが源泉温度は36.9℃あるため少しの加熱で済み、掛け流しを維持できています。「ウグイス色」の濁り湯を自慢していますが、私が行ったときは二度ともほぼ黄色~黄褐色で、緑がかっては見えませんでした。しかし非常に濃厚で、よく温まる透明度のない濁り湯には違いありません。 「壺湯」などの浴槽にも温泉が注がれていますがこちらは循環濾過式で、「濾過」されてしまっているため黄褐色ながら透明な湯色に変わってしまっています。 朝10時から深夜1時までと営業時間が長いのもありがたいところ。駐車場も90台分あるので都内ながら車での来訪もOKです。 さやの湯処https://www.sayanoyudokoro.co.jp/hotspring/
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浅草のROXまつり湯は温泉じゃないよ。 トルマリン鉱石がどうの、ヒスイがどうのというマガイモノの人工温泉。 浅草には「観音温泉」「蛇骨湯」という天然温泉を使った銭湯があったがここ数年のうちに相次いで閉店してしまった。
都心なら浅草の浅草ROXまつり湯が好きです。 広い浴場、10種類以上の風呂、3種類のサウナ、なんと言ってもスカイツリーを眺望できる露天風呂! 一番は都心からはちょっと遠いですが、八丈島です。 座頭鯨(秋から冬)を見ながら入れるかもしれない180度オーシャンビューの足湯や檜作りの落ち着いた温泉、水着着用で入れる混浴温泉などふらりと入れる温泉が点在しています。
ふらっと入りやすいところがお望みなら普通の銭湯がいいと思います。大田区、品川区、世田谷区、台東区あたりの銭湯は都内近郊特有のコーヒーのような黒湯温泉が多いです。 温泉、銭湯、都内で検索すれば色々出てきますが、色が濃くておすすめは以下の銭湯です。 レトロな昭和を思わせる雰囲気なら 六龍鉱泉(上野) 蒲田温泉(蒲田) キレイにリニューアルされたモダンな雰囲気なら 北品川温泉天神湯(品川) 戸越銀座温泉(戸越) 清水湯(武蔵小山) もちろん銭湯なので全て460円です。
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