外国人彼氏の就職についてです。 6月に大学を卒業した外国人の彼が今日本に来て就職活動をしております。 昨日某英会話教…

Question

外国人彼氏の就職についてです。
6月に大学を卒業した外国人の彼が今日本に来て就職活動をしております。
昨日某英会話教室にて採用をいただいたのですが、エージェントを通して他の仕事を1つ受けるつもりです。
英会話教室は31日までに返事をしなくてはなりません。
この場合英会話教室をOKしつつエージェントの方を受けて、受かったら英会話教室を辞退することは可能でしょうか。
どちらも就労ビザが降りますので、手続きを行った時点で辞退することは可能でしょうか。
よろしくお願いします。

Answer 1

「どちらも就労ビザが降りますので」

違いますよ。現時点ではどちらの雇用主も単に就労ビザを取得するためのスポンサーとなりますよ、と約束しているだけです。

実際に雇用契約を結ぶ、あるいは在留資格を取得できたら雇用しますよ、という契約ができて初めて雇用主は書類を用意し、手続きに入ります。実際に就労ビザが降りるかどうかは、雇用主と彼自身の調査を行ったあと、国の役所が判断することです。内定が出ても審査の結果跳ねられてビザがでない、なんて話は掃いて捨てるほどあります。

で、どちらもサポートをしてくれるということで、内定を英会話教室から受諾しておき、エージェント通しの方がOKとなったら英会話教室の内定を辞退する、ということそのものは可能です。外国人といえども、就職先を自由に選ぶ権利はあり、内定辞退そのものは法律違反ではありません。

但し、雇用の仮契約を結ぶ前に確認すべきことがあります。それは「会社が在留資格申請を行う手続きに要した費用」の支払い義務。会社は彼を雇うと決め、契約を結び、多くの場合には行政書士や弁護士に依頼して在留資格認定証明書交付申請、という手続きに入ります。これには当然費用がかかります。内定を辞退する場合、その費用を支払うように求めるところは沢山ありますので、そこはきちんと確認しておきましょう。非常に多いトラブルの一つですから。