証券会社に就職するつもりなのですが面接や履歴書で株取引の経験があることを話せばその損益利益のデータを求められることはある…

Question

証券会社に就職するつもりなのですが面接や履歴書で株取引の経験があることを話せばその損益利益のデータを求められることはあるのでしょうか。また見せる義務はないと思ってるのですが断るのは印象悪いですか。

Answer 1

そんなものを見せろと言われることはありませんから、安心しなさい。
そんなものを見たところで、何ら採否の判断には関係しないからです。
せいぜい、口頭で結果を尋ねられる程度でしょう。

繰り返しますが「まともな証券会社」なら、個人的な株取引での損益結果など、採用に際しては何ら参考にはしません。仮に上手く運用していて、高い収益を上げていても、それが採用に有利になるなどと言うことは10000000％ありません。また、その逆に、運用実績が悪いという「だけ」でマイナス評価にはしません。
証券会社の採用では、何も「株式投資の上手い人材が欲しい」、「株取引で高実績が挙げられる人材が欲しい」などということは一切ありません。そんなつまらない基準で採否を決めるような会社は（まともな会社なら）100％完全にありません。

もし面接時に何か尋ねられるとすれば、株取引で「多額の損失を出していないか」だけです。
これは、「損を出している＝株取引が下手」という意味での評価ではなく、大きな損失を抱えた状態の人を採用することで、仕事で不正を働かれたり、無理な営業をされたりするリスクを避けるためです。株式投資のセンスや実績を評価するのではなく、金融機関という「カネを扱う仕事」では、多額の借金や負債を抱えた人は敬遠したいのが当然の常識なんですよ。個人的株取引の結果が面接時で採否に関わることがあるとすれば、その判断（多額の負債を抱えていないか）のためだけです。
株取引で多少の損を出していたとしても、それで「証券マンとしての提案力や営業力が不足している」などという評価にはなりません。

そもそもで言えば、普通の証券会社では、従業員個人の株式投資には制限を加えるものですよ。
株取引にのめり込んで、仕事が上の空になってもらっては困るわけです。また、上にも書いたように、株で多額の損失を抱えることで、その損失を埋め合わせるために、顧客の預かり資産に手を付けてしまうような不心得者が出ないとも限りませんからね。一部の地場証券の場合だと分かりませんが、まともな証券会社だと、従業員の不祥事が起きないようにするために、入社後の個人的な株取引は（絶対にダメということはないでしょうが）ある程度までは規制されると思っておくことです。

結論：そんな結果やデータなど、見せろと言われるようなことはありません。せいぜい口頭で尋ねられる程度です。仮にデータを見せろと言われたところで、それを拒否しても「まともな会社であれば」、決して悪印象にはなりません。
もし、執拗に結果を見せろとか、詳細な結果を見せなければ不採用にする、などという証券会社があれば、そもそもまともではありませんので、仮にそんな会社から内定貰っても辞退すべきですよ。