ダイヘンの半自動溶接機DM500 を使っているのですが電流電圧のばらつきが大き過ぎで困っています！ フラックスのワイ…

Question

ダイヘンの半自動溶接機DM500
を使っているのですが電流電圧のばらつきが大き過ぎで困っています！
フラックスのワイヤーではさほどわからないのですが、ソリッドワイヤーで140A位で使っていたら、最初のほうはいいのですが、途中で90A21Vまで電気が変わりビードの際がはじいている(オーバーラップみたいな)感じです。
基盤の故障でしょうか？

Answer 1

ワイヤ送給系のトラブルだと思います。
従来の溶接機でしたらワイヤ送給にトラブルがあってワイヤ送給速度が低下したら電圧が上昇してプワーという感じになるのですが、インバータ制御の溶接機は一元調整回路が優秀だから、送給速度が低下したらその電流に見合った電圧にしてしまうので、電流が低いなりに溶接条件が合ってしまいます。
トーチの先端でワイヤをグイッと押さえてトーチスイッチを押してみてください、ワイヤが止まるようでしたら、コイルライナを抜いて片方っからパーツクリーナーエアゾールを吹き込んで掃除してください。
そして送給ローラーの溝の中の掃除、加圧ローラーの汚れの除去をします。

ただしワイヤがグイグイ出てきて押さえきれないようでしたら、原因は別にありご心配の「基板の故障」もあり得ます。
それにビードの端が貼りつけたようになるのも気になるし・・。
上記の「ワイヤ送給のテスト」で問題が無かったらメーカーに見てもらってください。