来年の４月に基本情報技術者・情報セキュアドの試験は・・・

Question

来年の４月に基本情報技術者・情報セキュアドの試験は・・・受検できますか？また既存のテキストで対応は可能なのでしょうか？

また、両者の資格の内容と難易度の違いを教えてください。シスアドは持っているのですが・・・

Answer 1

情報セキュアドは来年からテクニカルエンジニア（情報セキュリティ）と統合され情報セキュリティスペシャリストという区分になります。制度が改正されたので多少推測が含められています。

基本情報技術者は浅い知識が求められ、プログラム問題（言語選択可）が出題されます。回答形式は全てマークシートでしょう。

情報セキュリティスペシャリストは少し深い知識（セキュリティに関しては深い知識）が求められます。午前はマークシートで、午後は記述でしょう。テクニカルエンジニア（情報セキュリティ）でセキュリティに関するプログラム（言語選択不可）問題が出題されていたので、そのような問題もあると思います。

試験センターがレベルを設定してますが、基本情報技術者がレベル2、情報セキュリティスペシャリストがレベル4に設定されています。情報セキュリティスペシャリストは応用情報技術者（現ソフトウェア開発）より上で、高度区分に分類されており、記述式なのでかなり難しいでしょう。

詳細は公式サイトの資料を見てください。
http://www.jitec.jp/1_00topic/topic_20080117_setsumeikai_haifu.pdf

Answer 2

自分が持つ資格について単に「シスアド」と表現される方は、多少認識が甘いと存じます。
（シスアドには、初級と上級があります。両方とも持たれていたら、ご容赦下さい。）
前の回答者が述べられているように基本情報技術者はレベル２、情報セキュリティ
スペシャリストはレベル４となりますので、かなり難易度に差があります。
情報セキュリティスペシャリストについては良く解りませんが、基本情報技術者につ
いてはサンプル問題やシラバスが公開されましたので、推測を交えて回答します。

基本情報技術者の午前問題は、従来の傾向と変わらないように思います。
一方、午後問題は従来の出題範囲、形式と大幅に変更されます。

従来の出題範囲：テクノロジ系に、マネジメント系、ストラテジ系の問題が１問づ
つ選択問題として加わります。
テクノロジ系のデータ構造・アルゴリズムからは必須解答問題が１問、
その他のテクノロジ系（ハード、ソフト、ＤＢ、Net、セキュリティ、設計）からの５問
と、マネジメント系・ストラテジ系から１問づつの計７問から５問選択、
そして、
ソフトウェア開発（プログラム問題）が、従来のC、COBOL、Java、アセンブラ言語
に加えて表計算の５問から１問選択となります。
よって（必須解答問題１問含む）１３問中７問を解答することになります。

表計算の問題は、サンプル問題やシラバスを見る限り、絶対参照や関数等、表
計算ソフトの論理的構造について問う問題のようなので、初級シスアドの域を出ないと思います。

マネジメント系の問題は、サンプル問題以外は、初級シスアドのアローダイアグラ
ムや、ガントチャートのような作業管理の問題が考えられます。
ストラテジ系の問題は、システム戦略や経営・関連法規に関する出題なので、サン
プル問題やシラバスを見る限り、初級シスアドの表計算の問題で、表計算ソフトの
構造ではない問い：設備投資の回収期間を問うとか、財務諸表・経営分析指標
の見方についての問題が考えられます。（H20秋の初級シスアドの問５、問７）

基本情報技術者のテクノロジ系の問題を選択されるなら、既存のテキストでも対応
可能と思いますが、表計算・マネジメント系・ストラテジ系の問題は初級シスアドの
ような出題があるのではないかと思います。