連結会計というのはその都度、一から作るイメージなのですよ。 今、連結対象になっている会社すべての個別財務諸表を合算し、余計なもの(重複資産、内部取引等)を相殺する、というのが連結会計です。 そして開始仕訳というのはその「余計なものを相殺する」仕訳の一つなのです。 ※主に投資と資本の相殺です この開始仕訳がなぜ引き継げないのか?という疑問ですが、 これは主に「利益剰余金」の存在により引き継げないのです。 開始仕訳は投資(子会社株式)と資本(資本金、資本剰余金、利益剰余金、評価差額)の相殺です。 前期の開始仕訳に対して、前期の内部取引の修正やのれん償却によって生じた利益剰余金への影響額の分だけ、当期の開始仕訳は修正しないといけません。 もし前期に子会社株式を追加取得(あるいは一部売却)などをしていた場合はもっと修正がややこしくなります。※一から計算し直した方が楽かも 実務的には連結会計システムを導入していれば前期の開始仕訳を記録しておき、前期のフローに関わる修正仕訳を加減算して当期の開始仕訳を算出するのでしょうが、簿記の世界では連結会計における修正仕訳はどこにも記録として残っていない、というのが前提にあるので一から計算する必要があるのです。
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