小学校教師の方、今の教育問題をどう思われてますか？ 教育問題をどうしたら改善出来ると思われますか？

Question

小学校教師の方、今の教育問題をどう思われてますか？
教育問題をどうしたら改善出来ると思われますか？私には国側が子供達の事ばかり考え過ぎだと思います。
もう少し教師達の立場になって考えるべきと思います。

補足

例えば名古屋市の小学校部活廃止がありましたけど、あれは正解だったと思います。このお陰で負担も軽くなり帰宅も早まると思います。好きでやってる子供達からすれば残念かもしれませんが教師達からすれば残業代手当てもなく肉体精神的にも負担が掛かかり過ぎです。

英国、道徳が必須科目になると聞きましたが時間が削られる事もなく時間が増えるだけでなんか負担が増えるだけの気がしますが...？

校内研修も必要かとの事ですが、他にも必要かと思う事があるようですね？これらの事をもう少し短縮して準備授業をするなりの事は出来ないのでしょうかね？

教育問題ってなんか子供達の事ばかり考えて学校、教師達の事は後回しだった気がしますが、むしろ今後は学校、教師達の悩み、問題を改善していく事の方が総合的に良い方向に進むと思います。

小学校教師の事を検索して調べると様々な悩みを抱いてる方が多く辞められる方も多い様ですね。
私も小学校教師の仕事には余りにも多忙で驚きです。
子供達だけに限らず教師達もゆとりを持ち、ゆとりある学校生活、教育が出来ていけばいいと思います。

Answer 1

小学校の先生方大変ですね。文科省や教育委員会が、学校で教師が行うべきこと、おこなった方がいいこと等を際限なく増やしています。
また、様々な分野の指導の手引きや資料が数え切れないほど、しかも、分厚い冊子で配られています。学校で様々なことを、きめ細かな方法で教育した方がいいに決まっていますが、時間や労力には限度があります。
文科省や教育委員会は、自らが学校に課している指導内容を実施するために必要な時間や労力は考慮していないように思わざるをえません。目標は示されますが、目標到達のために必要な時間、労力、費用等への手当が抜け落ちているのです。
これは、文科省や教育委員会が、国会や地方議会・マスコミ・地域社会等からの教育に対する声に答え、自らの立場を守るために、学校を犠牲にしているという面も見て取れます。
日本の教育行政のあまりの策のなさにがっかりしますね。小学校の英語教育にしても、まず英語教育実施ありきで、指導する教師の育成や指導時間の確保（総合的な学習の時間の活用等でお茶を濁している）や指導体制の構築等は二の次になっています。文科省は、時代の変化に対応して小学校でも英語教育を開始したと外部に伝えられるでしょうが、導入方法や計画は杜撰でむちゃくちゃです。
総合的な学習の時間についても、｢課題解決力の育成｣というこれからの社会でとても大切な部分の教育に力を入れるために導入されましたが、文科省や教育委員会の指導が不徹底なために、当初の目的とは違う取り組みが多く実践され、成果を上げられず、せっかくの素晴らしい時間が削減され、朝令暮改のような状態になっています。
このようなひどい状況ではありますが、学校現場は逆らう訳にもいかず、指示されたことを実践しなければなりません。そのための方法は難しいでしょうが、以下のことも考えられます。
①校内体制の充実
・中学校のような教科担任制を小学校でも多少でも（１～３教科等）導入すること で、教師側は教材 研究をしなければならない教科数が減り、児童側はより専門 的な指導が受けられるようになる。
・指導案、指導メモ、指導資料等を共有化し、指導準備の時間を削減する。
②児童ができることは極力児童にさせる
・最近の教師の取り組み方を見ていると、準備や後始末を１から１０まで教師がし てしまうような例を多く見ます。その方が失敗が少なく安定した取り組みになり ますが、忙しい現状においては、そのやり方は良い方法とはいえないでしょう。 児童が出来ることは、指示や自主参加等様々な形態で児童に取り組ませることを 勧めます。たとえば、花植え、理科室の整理、授業の資料づくりその他、教師が 一人で行うとするとかなりの時間が必要ですが、児童を入れて大勢で行えば短時 間でできます。児童にとっては経験を増やし、生きた学習を行い、友達や教師と ふれあう機会を増やすことなります。とても良い成果が出せるでしょう。
③保護者や地域の人材活用
・保護者や地域は学校にとって貴重な人材です。指導に当たっていただける方、指 導の補助をしていただける方、事務作業や労務作業に当たっていただける方、 様々な分野で、教師の労力を減らせる分野とそれに対応する人材を洗い出し、お 礼等のことも含めた組織・計画を学校としてつくり実践していけば、かなりの課 題解決になるでしょう。