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消防設備士第6類の試験問題に付いてご存知の方アドバイスお願いします。実技試験の問題でガス加圧式粉末消火器の分解した写真を…

消防設備士第6類の試験問題に付いてご存知の方アドバイスお願いします。実技試験の問題でガス加圧式粉末消火器の分解した写真を元にガス導入管にエアーガンのノズルが挿入されており「間違いと正しい方法を述べなさい」と言う問題が有りました。分かる方教えて下さい。

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回答(1件)

  • ベストアンサー

    乙種6類を持つ現役の消防設備士です。 その問題の写真がどんなものか拝見していないため、推測という形になりますが、エアーガンを使用するのは、ガス導入管ではありません。 消火器の機能点検の際にキャップをはずしてガス容器などを取り出すと思いますが、このときレバーと一緒に出てくる部品に、「先端が斜めに曲がった管」と「まっすぐ伸びて先端にラップのような膜を張ったラバーの蓋のような物が取り付けられている管」があると思います。 前者が加圧ガス容器のガスを消火器本体に送り込む「ガス導入管」、後者をガスの勢いで薬剤をホースに送り込み噴射させる「サイホン管」といいます。 レバーを握る→ガス容器の封が切られ、ガス導入管からガスが消火器本体に流れ込む→ガスの勢いで圧力が上がり、サイホン管のラップが破られて薬剤がホースから噴射される。 これがガス加圧式粉末消火器の仕組みです。 しかしここで重要な点があります。 サイホン管からホースのノズルまでの道のりで、僅かでも穴が開いていたり、傷が入っていた場合、非常に粒子の細かい粉末消火器は薬剤を本来の圧力で噴射できず、初期消火ができない可能性があります。 そのサイホン管からホースのノズルまでの道のりで、不備がないことを確認するために使うのが「エアーガン」なのです。 つまり質問者様の提示された問題の「間違い」とは、「そもそもガス導入管は目視で変形や損傷がないかを確認するものであるため、エアーガンを使う必要性がない」ということになります。 ガス導入管は先端部分が敢えて潰されているため、エアーガンを使ってしまうと逆に先端が開いて薬剤が詰まる原因になったりします。 傷が入っていないかを目で確認し、根元の取り付け部分が緩んでいないか点検しましょう。 では、エアーガンを用いた正しい点検法は何か。 それは以下のとおりです。 「サイホン管の先端の『粉上がり防止用封板』(ラップの膜が張ったラバーの蓋)をはずし、レバーを握った状態で、エアーガンをサイホン管から噴射して、ノズルまでちゃんとエアーが届いていることを確認する」 もしホースや管のどこかに亀裂や穴があった場合、エアーがそこから漏れ出してノズルに行き着かない、または極端に圧の弱いエアーしか届かないことになります。 そして何らかの原因でホース内に詰まりが発生している場合も、同様に通気性が確保できていないためエアーがノズルに届きません。 また、エアーガンは点検以外にも、薬剤交換時の消火器本体の内部の清掃にも使用されます。 理由は、「消火器薬剤は湿気に反応して固化する性質を持つため、水洗浄が不適当であるため」です。 併せて覚えていただけると、実技試験にも役立つのではないかと思います。 末筆ながら、この回答が質問者様の次回の試験に役立つことをお祈りいたします。

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