長い目で見て、より難しい資格で出ていたような問題が順次降りてきていることは確かです。 (私は「学説問題」が初めて出題された年に受験しました) ですからそういう意味では難しくなっているんだと思います。極めてゆっくりと。 だけど、いきなり司法試験レベルの問題を出すわけにも行きませんよね。 ですから問題の「内容」で難しくするのではなく「出し方」で難しくするという方法がとられてきたわけです。 ところがその「出し方」がもうネタ切れ状態なので過去問を何回か回せば対応できるようになっちゃってるんです。 そういう意味では、易化したとも言えるし、受験生のレベルが上がったとも言えます。 ですからもう試験制度改革が再び必要な段階なのだと思います。 受験資格制限なし、絶対評価、合格率が15.7%。 これでは易しい試験と言われても仕方がありませんよ。 この条件で受験生のレベル云々なんて「言い訳」です。 受験生の事前選別を行なわないのに、15.7%に突破されてしまう。 試験に落ちた受験生が「たられば論」を述べるのは見苦しいものですが、試験を実施して大量合格者を出してしまった実施主体が受験生のレベルを云々するのはいわばそれの裏返しであって「もっと受験生のレベルが低かったらよかったなあ」という嘆き節です。 個人的にはもう試験制度改革しかないと思ってます。 行政事件訴訟法みたいな「欲しい仕事に関する法律」を出題するのではなくまず行政書士とは何かを規定する行政書士法と施行規則を出すのはまずやってほしいものです。
問題は難化というよりも、問われている知識の範囲が広がっている、と感じます。 15.7%の人が知っていた、というだけです。 難しい、易しいではないと思います。 単に知っていた人が15.7%いただけ、と感じます。 昭和や平成前半の試験のように、クイズや公務員試験の模擬試験ではありません。 今の行政書士試験は、その後の特定行政書士になる人には必要な内容です。 簡単だ、と言っている人は「単に知っていただけ、運がいいね」のレベルでしょう。 特定行政書士になれていれば、若干、聞く耳をもっていいかもしれません。 昭和、平成前半、公務員上がりには、今の試験をクリアするのは無理と思いますから。
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