株式会社の代表取締役社長を退任するために、次期社長になる人に手続きの書類を渡しましたが、次期社長になる人が、法務局に手続…

Question

株式会社の代表取締役社長を退任するために、次期社長になる人に手続きの書類を渡しましたが、次期社長になる人が、法務局に手続きをしてなく、僕が社長のままです。もう、とっくに手続きが終わってると思っていたのに、手続きを終えてなく、知らないで社長になってる時に、会社が悪事をしたら、僕のせいになるのでしょうか？

また、僕のせいにならないように先に手を打つ事は出来ないでしょうか？

次期社長が手続きを、しない場合、どうしたら社長を辞める手続きをする事が出来るでしょうか？

手続きをしないで勝手に僕の名前を使ってる次期社長を法的に罰する事は、出来ますか？

Answer 1

登記上の記録が、退任したにも拘らず変更登記されていない場合、善意の第三者に対しては、その事実を主張する事が叶いません。（会908①）

この場合…、
変更登記を怠っている企業（被告）に対して、「取締役退任登記手続請求の訴え」を起こします。

確定判決が得られた場合には、ご質問者様が単独で退任登記の申請が可能となります。

ご存じと思われますが…、
取締役等に退任事由が発生した際には、２週間以内に変更登記をしなければならず（会915①）、これを怠ると現在就任されている代表取締役へ100万円以下の過料が課せられる（会976①）ケースに該当する為、左記の内容と共に期限を定めて変更登記を促します。弁護士名のある内容証明を用いれば、その心理的効果はさらに上がるでしょう。

実務経験上、この段階で事案は解決するのですが、万一当該期限を過渡したにも拘らず、退任登記を申請していない様子なら、前述の訴えを申立てます…。（裁判所は、登記を怠っている企業本店を管轄している「地方裁判所」となります。）

管轄法務局の商業登記相談（予約制の場合あり。）を利用する方法も検討可能でしょうが、実務上の経験がありませんので、その効果の程は不明です。

法務局が、その企業へ問い合わせ下されば、良いストレスとなるのですがどうでしょうか…。

Answer 2

刑事事件など特別な事情がない限りですが原則は任期内に責任ある方の責任になります。
辞任届け出を行うなど自身でも動いてすみやかに手続きを行いましょう