重複するところが多いのは事実です。 ただし、警視庁というのは、東京都の警察部門です。 比べるなら、公安調査庁と同じく、国の省庁である警察庁でしょう。 公安調査庁は法務省の外庁で、幹部は検察官が占めます。 また、警察の組織は、やや複雑です。 国の警察庁警備局の中に、公安課があります。 各道府県警察の中には警備部があり、その中に公安課がある。 ただし、東京都の警視庁だけは、警備部から独立した公安部があります。 いわゆる公安警察とは、このように国と地方をまたがって存在しています。 また、地方警察の警備・公安は、警察庁警備局の指示を受けて動く「手足」なのです。 こうした後部は、他の警察の部門にもあります。 ただし、警察庁トップである警察庁長官(事務次官級)は、基本的に警備・公安部門の出身者が多いです。 また、地方警察のトップは、自分の所の公安がどう動いているのか、知らされていないことがあるそうです。 つまり、地方警察では、他の警察部門よりも、公安の独立性が高いのです。 公安調査庁も、公安警察も、国内担当(狭義の公安)と海外担当(外事)に分かれます。 公安調査庁と公安警察の違いは、権限にあります。 公安調査庁は、破壊活動防止法や団体規制法に基づく規制の実施です。 つまり、ヤバい組織を特定し、それを監視する権限があります。 ですが、逆に言うと、法令で指定のない組織を取り締まる権限がありません。 個人に対しても、突然、「公安を乱したな!」と逮捕することができない。 その意味で、逮捕権限を持つ警察の方が万能かつ強力です。 そもそも、国内の組織への対処も、公安調査庁の少ない人員(1600人程度)では無理です。 総員28万人の勢力を誇り、サブマシンガンや装甲車など準軍隊に近い武力すら持つ、警察にはかないません。 そのため、本来の設立目的とは違い、公安調査庁は外事、対外諜報に活路を見出そうとしている側面もあります。 警察から見れば、公安調査庁は暇人。 その分、時間をかけて深く分析する、目的を限定せず、広く浅く何かないかなぁ~と探すのは、公安調査庁の方が得意。 国内の公安は、ある意味、足で稼ぐしかないので、警察が有利。 しかし、外事は専門性が高い一方、日本は欧米や中露みたいな露骨なスパイ大作戦もやってない。 公安調査庁にとって、外事はちょうどいいのです。 ただ、それって、防衛省や外務省の方が得意なんじゃないの? って思うかもしれません。 そうかもしれませんが、防衛省や外務省は、公安じゃないんで比較しないでくださいな。。。。(笑)
なるほど:2
管轄が違うだけで仕事内容は同じだと思います…。
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