その手の調査は人気投票みたいなものですから、その時々の調査対象、調査方法、調査項目などによって常に変動しますので、実際のMRの質を反映している訳ではありませんので大した意味はありません。 調査対象期間中に大型新薬が上市されたり、重篤な有害事象が発生したり、何らかの要因でMRの活動を自粛していたりするとランキングに大きく影響します。 上位数社と下位や中位の会社を比べると総合的には確かに差があると言えると思いますが、上位数社間の差は先述した要素によっても変動しますし、同じ会社内でもMR間の個人差はかなりあります。 私がMRに望む最も大きな要素は医療関係者としての強い倫理観です。 MR職は営業職でもあるので、医療従事者に対する情報提供と共に会社の売上げも担っています。 民間企業ですから利益を上げ続けないと経営が成り立たないので、売上げを意識する事は当然だと思いますが、それに偏ってはいけません。 未熟なMRはややもすると我田引水的な思考に染まりがちで、大局的な思考が出来なくなっているMRも多数います。 企業の利益を意識しながらも、医療関係者としての高い倫理観を軸に持つ、ぶれない人間性が求められる職種だと考えます。 そして、全従業員にそういう教育を施して、それが従業員の行動に現れている会社こそが評価に値すると考えます。
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