別の回答したのの改変ですが。 100年ちょっと前ぐらいに医師と歯科医師は別個の試験になりましたが、 日本的な…というか、世界的な背景があるかと思います。 今でこそ歯周病とか予防が話題になりますが、昔はそういったものよりも抜けた後の入れ歯をどうするかという問題のほうが大きかったです。 特に日本では、入れ歯師という木製義歯を作る職人が江戸時代から居て、 医師というよりは、職人さん的な側面がかなり強かったです。 その上でドイツ医学が日本入ってきたのもあり、初っ端は眼科や耳鼻科と同じように歯科が医科のひとつであったのが、職人気質の現実的な欠損補綴が必要な分野である歯科として独立していくこととなりました。 なので、基本的に今でも、歯学部というのは完成型教育(ある程度削れたり、詰めたりができるように教育する、職人を育てるような意味)と考えている先生は多いです。 そういった意味では、歯学部は非常に細かく教えています。 医学部では全診療科を教えていますが、やはり各専門診療科の勉強は免許を取ってからが本番というのが多いです。現実的に歯科を医科の中に組み込んであったとしても、今の歯学部での教育ほど教えるのは不可能ですね。 海外でも、医師・歯科医師と完全に別の資格なところと、 医師となった上で、歯科を学んで歯科医師になるところと大きく2種類ありますが、基本的には別学部ですね。 なお、2001年頃に口腔外科がダブルライセンス(医師・歯科医師のどちらの免許も持つ)である必要は、必ずしも無い(歯科医師のみでいい)というのが一応世界的な流れにはなりましたが、口唇口蓋裂などで耳鼻科単独だと噛み合わせや治りに影響する場面は実際にありますし、一方で口腔外科単独でしっかりとできるところは多いとは言えない状況もあります。
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