途上国政府で働いていたことがありますので、経験から申し上げます。青年海外協力隊については、途上国政府から日本政府あてに派遣のリクエストをすることから始まります。 どの分野の協力が欲しいかはその国が決めます。 例えば、これから社会インフラ整備を進めていく上で工事現場作業の品質確保が必要、というような動機で、建築や土木の現場作業の指導をしてもらえる隊員を要請するなどで具体化していくわけです。 当然、派遣してもらう隊員には指導してもらうに足る技術がないといけません。 そのため、JICAでも、だれでも隊員になってください。ではなく、試験を課して、一応のレベル確認をしています。 例えば、今年の「建築」の試験問題の例ですが、 問1 今までに従事した建築業務の中から事例2例挙げ、それぞれについて建物名(工事名)、発注者、設計者、施工者、工期、工事金額、あなたの担当業務をできるだけ詳細に記しなさい。(守秘義務などが存在する場合は、許される範囲において記し、経験した実務の内容がわかるようにすること) などとあり、それなりの建築の業務について経験があるかを聞いています。 協力隊員として役に立つ仕事をするためには、途上国に伝えるための技術が十分自分に身に付いているかが重要で、大学でしっかり勉強するのもその一つでしょうし、さらに現場で経験を積む必要もあると思います。 もちろん、JICAのHPでは多くの情報を提供しているので、是非ご覧になっていただきたいし、体験説明会などを各地で開催しているので、足を運んでもらえばより理解が深まるものと思います。
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