高校三年生です。 私は、職業を選ぶうえで、「人の役に立つ」ことを最優先にしたいと思っています。

Question

高校三年生です。
私は、職業を選ぶうえで、「人の役に立つ」ことを最優先にしたいと思っています。もちろん、どんな仕事でも最終的にはそれに繋がってはいますが、その中でも、私はカメラなどの機械が好きなため、情報を発信できるメディアが良いなと思っていました。（主に、テレビ会社などの制作進行など…）しかし、最近になり、教師になる道にも興味が湧きました。現在、商業高校に在籍していることもあり、商業科目の先生になりたいと思うようになりました。ですが教員採用試験は難しいと聞きます。自分がそこまでの覚悟を持って臨めるかどうか不安です。四年制大学に入ってみてからやっぱり私には向いてなかった、などと思ってしまったらどうしよう、とはっきり決断できずにいます。
今のところ、情報系と教師の道以外に興味のあるものはありません。

実際に先生になられた人やこれからなる人の意見や、
デレビ会社で働いている人の意見や経験などをお聞きしたいです。

Answer 1

６年ほど、大手 テレビ番組制作会社でディレクターをしておりました。
その後、これまでの経験を活かしつつ技術の仕事が出来たらと思い(もともと技術志望でしたので)、挙式・披露宴の撮影を主に請け負っている会社へ移り、ディレクション・撮影(動画／静止画)・編集の仕事をしていました。

出身は地方ですが、19歳から東京に出て、映像業界には約10年おりました。
私は早く就職したかったので専門学校へ行き、在学中からインターンシップで仕事をさせてもらっていました。(一年くらいほとんど授業を受けていません)

そして現在、北海道で祖父の介護をしつつ、社会福祉の仕事をしています。

ちなみに、両親とも小学校の教諭をしておりました。(父は私が高校生の時に事故で他界しましたが、母は退職後、教育大学の学校長直々のお願いで、大学の講師をしております)
姉も教育関係の仕事をしています。

人の役に立つことを “最優先” にしたいと思っているとのことですが、情報系と教師以外に興味がないとのこと…。
東京での仕事やキャリアを擲って、親戚もほとんどいない北海道で祖父の介護をしている私からしてみれば、あなたの言葉は説得力に欠け、建て前に感じます。
まあこの場合は私が奇特なのだと思いますが…。笑

機械が好きなら機械が好きで良いと思います。
わざわざ他の「耳当たりの良いの良い言葉」をこじつける必要はないのでは。
面接ではないんですし。笑

そして、機械が好きなら制作系では物足りないと思いますよ。
制作系で扱う機械は精々ハンドベルトカメラやPCくらいです。
アナログ編集にこだわっているディレクターがいればアナログ編集機もあるかもしれませんが、現在では稀です。

技術系ならば、おっしゃるようなカメラや音声、照明、VEなどで機械を触ります。
あと、編集という選択肢もありますよ。

技術さんを同行させず、ディレクターがハンドベルトカメラでロケを行うこともありますが、肩に担ぐような大型カメラ(ENG)やスタジオカメラを触りたいのなら、やはり技術系でしょう。
ENGやスタジオカメラを制作側が触ることはありません。

人の役に立つカメラ関係の仕事となると、情報系なら(誰にとっての有用とするかは置いておいて…)報道関係でしょうか。

あと、情報系ではないですが、挙式や披露宴関係が良いかもしれませんね。
会社(企業)にもよりますが、ディレクションから撮影、編集まで任せてくれるところも多いです。

しかし、個人的にはまず教員になることを目標にすすんでみてはどうかと思います。
大卒という履歴はそれこそ有用だと思うからです。
教員免許の取得はそこまで難しくないと思いますよ。
商業科は専門性の高い科目が多いと思いますが、免許を持っている人は多くいる印象だからです。

カメラは趣味でも出来ますが、教員は趣味では出来ませんし。笑

もしも時間に融通が利くのなら私も小学校の介護職員や支援員(介助員)になりたいと思っているところです。(大学には全く興味が持てませんでしたが、中学生の時も高校生の時も複数の先生に「お前は先生になるべきだ」と言われて続けていたので、性格的には向いているのだと思います。笑)

あ、あと、教員の大変さは、配属された学校の校長先生の性格にも因ります。

向いている向いていないは、実際に足を入れてみないと誰にも分かりませんよ。
最低でも３ヶ月は現場で働かないと。
そして、その期間は無駄にならないと思います。

Answer 2

カメラの機器に興味があるのか、メディアに興味があるのかでかなり大きく道が分かれます。

カメラマンと報道記者は道が全く別ものです。人種がもう違います。カメラマンでも美大出でどこへ行くかと言うと、かなりバラバラですし時には兼業しています。アイドル撮影とスタジオ撮影を兼ねている人とか、報道カメラマンとか色々あります。

あなたは一度考えてみましょう。カメラや機器が好きなのか、新聞やメディアが好きなのか、それともＡＤやプロデューサーというジャンルが好きなのか。メディアが好きなら新聞などカメラに一切触れないジャンルも好きなはずです。そうでないならカメラが好きであってメディアが好きなわけではないようです。

教師はまた別ですが、教育学部でなくても社会系の教師資格くらいは取れます。テレビ会社は底辺ならＡＤなど制作スタジオで働いてキャリアを積むか（ブラック企業確定）、早慶以上を出てキー局や一般紙メディアに入るか（ブラック確定だが将来性はある）二択です。専門学校は何のプラスにもならないのでやめましょう。専門学校はブラック確定の制作下請けスタジオに入ることはできます。

そのほかカメラマンはまた別ルートであり、美大出が多いです。コネと知り合いのツテで仕事を探すことが中心となるので、スタート時にコネがない美大以外だと最初からハードです。ですが専門でもコネはあるので不可能ではないです。

教師になる道はあなたが提示した職の中では一番なりやすいです。というよりほかが狭き門な上にハードワークでコネ重視、または最低の学歴ラインがあるので、4年制大学で教育学部が一番なりやすいです。逆に言えば、教師は誰でも目指すことはできるため、かなり卒後が大変で、教育学部でもないと途中で単位を人の倍取らねばならない状況になったりしてあきらめる人が多数います。

これらを含めても教師とメディアでは圧倒的な差があります。メディアは高学歴でも過労死するのが最低ラインのきつさです。好きだったり将来社長やテレビマンになる野心などがあって、人脈形成のために大手やキー局にいる人ばかりです。早慶出も入社も通過点に過ぎません。

下請け制作ＡＤなら沢山募集があるので、大卒ならどこでもホイホイ採ってくれます。当然中小企業でブラック薄給確定で、出世の道もないです。夢は叶いますがこれはどうでしょうね。