ISO９００１にからむ加工屋の品質保証について 溶接を業者に依頼する事があるのですが、その溶接の品質にばらつき無く…

Question

ISO９００１にからむ加工屋の品質保証について

溶接を業者に依頼する事があるのですが、その溶接の品質にばらつき無くすにはどうすべきか悩んでいます。溶接の強度をいちいち剥がして試すわけにもいかないので、測定値を元に品質を保証する事も難しいです。

品質のばらつきが無い事を示すには、測定値以外にどういう手法が考えられるでしょうか？

例えば同じ会社で同じ部署、同じ機械で同じ人がやっている事を明確にしておくとか、そんな事ぐらいしかないのでしょうか？

Answer 1

状況がはっきりしませんが、あなたの会社の製品の溶接加工を下請けに出しているという事でしょうか。
溶接の強度を保証するのに、壊れるまでの限界強度を求める必要は無いでしょう。
設計上の要求強度が有るはずで、設計通りの負荷をかけて壊れない（要求通りの強度は保っている)事を示すデータを取れば良いのでは？

Answer 2

「剥がして試す」と書かれていますので溶接法は「抵抗スポット溶接」でしょうか。
抵抗スポット溶接の品質管理は抜き取りによる破壊試験が一般的です、50個毎とか100個毎に破壊試験を行います。
破壊試験までの中間管理は打痕の大きさで合否を判定します。

なお抵抗スポット溶接の結果の良否は「人による」ことは少なく「設備」に関わることが多いです、特に電極のメンテナンス（チップ先端の管理）が不安定になると溶接結果も不安定になります。