人の給料ってのは その人の稼ぐ「稼ぎ」に対する配分でもあります。 医師の給与が高いのは医師が稼ぎ出す病院への貢献がその前提にあります。 同様に薬剤師も、調剤報酬によって稼ぎ出す貢献があるため、その貢献に対する配分として高給が設定されています。とくに薬剤師は資格職であると同時に熟練度が多少低くとも名義という存在が大きいのでそのような評価になるのです。同じコメディカルでも看護がわりに高い評価を受けるのは看護がいるから病棟が回る(入院報酬が成立する)という背景が大きく影響しています。 一方臨床検査技師や診療放射線技師はそのなすところで得られる報酬は正直微々たるものです。むしろ医師のなす行為(検査オーダー)を現実的な報酬に引き換えているだけの存在であり、外部に委託するよりも内部でしたほうが収益性が高いことから内部でしているに過ぎない側面があります。有資格者一人当たりができる作業にも限りがあるため、応分報酬という考え方をすると若い人も年よりもそう評価が変わらないという結果になります。これは院内の薬剤師にもいえて、院外化が大きく進んだのは院内<院外 で病院の収益性がたかまったことが背景にあります。そして今でも薬剤師の場合は院内薬剤師よりは調剤薬局の薬剤師のほうが高給という結果につながっています。
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