首都圏の透析クリニックの准看護師の件で、ご回答いただきました。ありがとうございました。

Question

首都圏の透析クリニックの准看護師の件で、ご回答いただきました。ありがとうございました。早速、機会があり、臨床工学技士の女性に聞きましたら、対外的には募集はしていないけど、やはり人手不足だから、と、ある看護師さんだと思っていた人の名前をあげました！一人だけらしいですが。

その人はすごく手抜きするし、高熱があっても氷枕も持ってこれない方で好きではありませんでした。態度がすごく大きいし、私は偉い人かと思っていた位です。
あと、論文をどんどん出しています。「〜 の一例」みたいなの。
よくまあそんな事出来るなあって今は思います。肩書きは、看護師なら嘘です。名札もウソ。

毎日、その日の責任者がホワイトボードに書かれるのですが、今思うとあろうことか、毎回のように責任者なのです。准看護師が看護師に指示する、カタチになっているのです！

こんな事って、、、大丈夫なのでしょうか？法的にも。
私は働いているので深夜の睡眠時間を透析にあてて夜中に透析をしていますが、なにかあったら対応や指示が出来るのでしょうか？
他の正看護師さんが果たしていう事聞くのでしょうか？私が看護師の立場ならイヤです。

深夜はアルバイトの(若い専門外の時もある眼科とか)の医師が一人いるだけで、患者は深夜で80人程度は常時います。

建物やアメニティーの充実をウリにしていて、人気はあります。ほぼ個室だし。
会社がコンサルテーションしているようで、常勤医師も70代ばかり。耳だって遠いです。看護師さんもこんなだし、死ななきゃいいのかな、と思っているだけですが、
准看護師が看護師に指示、してもいいのでしょうか？
法的にも含めて。お忙しいところご指名して申し訳ございません。自分が一応大卒だし、それなりに仕事もしているので、中卒、、、となるとまあ、その世の中そんなものなのでしょうね。

Answer 1

こんにちは。
結論から言いますと准看護師が看護師に指示することは「可能」ではありますが、注意すべき事柄はいくつかあります。

すでにご存知かと思いますが、看護師と准看護師の大きな違いは、看護師が国家資格であることに対して准看護師は都道府県知事免許です。

看護師と准看護師の法律上の大きな違いは、「准看護師は医師・歯科医師または看護師の指示を受けて医療行為を行う」と定められている部分です。
つまり、看護師は「指示を出す」役割、准看護師は「指示を受ける」役割、ということです。これが、「保健師助産師看護師法」に定められております。
看護師と准看護師は教育内容も違います。
ですが准看護師であっても、経験を重ねながら勉強していけば、知識量も増え、医師の指示の元でしたら実務上の臨床判断も可能になってきます。この辺りの決まりが曖昧なのが現状です。

しかし、看護師と准看護師は責任範囲が違う資格として法律に定められているので、准看護師は社会的な責任をとることができない場合があります。例として、何かトラブルが起こったときです。

「保健師助産師看護師法」に定められているのは、違反した場合に罰則のない内容です。
しかし、何かトラブルによって損害を受けた人が、損害賠償を求める民事裁判を起こした場合に、「准看護師が看護師の指示を受けずに行っていた」という違反が施設側にとって不利な証拠になります。

あってはならないことですが、たとえば医療ミスをしたという場合に、看護師は指示をしなければならない立場にあったのではないか、などの論点に発展する可能性はあるということです。

それをふまえて准看護師を責任者のポジションに置いているのかは不明ですが、質問内容を拝見するところ、クリニック側はそこまで考えていないのかなという印象を受けます。

透析は生命に関わる大事な医療行為です。
実際に私が救命センターで働いていたときも、近くの透析クリニックで回路破損に気付かずそのまま透析を回し、大量出血し出血性ショックを起こして救急搬送されてきた患者さんがいました。
その方は一命を取り留めましたが、一歩間違えれば手遅れだったかもしれません。そんなリスクが常にあります。

週3回の長時間の透析ですので、環境の快適性が大切なのは承知しております。仕事終わりで夜間の透析でしたら、尚更ゆっくり休みたいですよね。大きい病院ですと夜間やっていないですし。ただほぼ個室でフロア全体を看護師が把握できないというリスクもあります。
ご自身のお身体の安全を第一に今後の病院との付き合い方を考えていただければと思います。

長文になってしまい申し訳ございません。
参考になれば、幸甚に存じます。