私は２０１６年、日本にやってきた留学生です。 今年大学4年生になりました。

Question

私は２０１６年、日本にやってきた留学生です。
今年大学4年生になりました。私は中学生のころから日本に興味を持ち、高校生のときは声優に憧れて
”日本で声優になれたらいいな”という考えで大学生の頃まで日本語を勉強して
学生のうち、ＪＬＰＴの試験で１級を取りました。
現在はこちらでバイトを始めて７ヶ月半くらいなりました。
日常会話はもちろん、仕事上でもほぼ問題なく日本語を使っており、日本での生活で不便を感じない程度の生活をしています。
しかし、４年生になって就活やインターンシップなどですごく悩まされています。

１．インターンシップを探そうとしましたが、声優関連のインターンシップを見つけることができませんでした。Yahoo japanだけで検索して探したのがいけなかったのでしょうか。

２．声優に繋がる道は専門学校と声優養成所があることはわかったのですが、どちらを選らんだ方がいいのかよくわかりません。経験のない私の場合、どちらを選ぶべきでしょうか。また、それぞれかかる金額の方は大きく差が出るのでしょうか。

３．バイト先の人から”劇団とかに入ってみることも一つの道ではないでしょうか。”ということを聞かれました。劇団と声優の仕事に繋がりがあるのでしょうか。

４．’声優として就職が成功した’と認められるのはどこからでしょうか。私の場合、大学卒業後最長９ヶ月の間に就職先が決まらないと故国に帰らなきゃなくなってしまいますのでそこら辺の情報も知っておきたいところです。

私からの質問は以上です。
長い文を読んでいただき、誠にありがとうございます。
皆様のご回答、心よりお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

Answer 1

まず前提として外国人が日本で声優のような芸能活動を行うためには興行ビザを取得しなければなりません。これは母国での芸能活動の実績が無いと、基本的にビザはおりません。昔、外国人売春婦を芸能人と偽って日本に入国させる犯罪が多かったため、これはかなり厳格な決まりです。
例えば外国人の声優ですと、中国出身の劉セイラさんという方がいます。この方の場合、北京外国語大学で日本語を学び、大学卒業後、専門学校日本工学院の声優・俳優科に留学。日本工学院卒業後に中国に戻り、中国のアニメの声優として活動し、その実績をもとに日本の声優事務所と契約して興行ビザを取得して来日、このような経緯となっています。
その前提をふまえて個々の質問に回答します。
1.声優は企業に属する会社員ではないため、インターンという制度はそもそもありません。

2.外国人が日本の学校で学ぶ場合、留学ビザで在留することとなります。留学ビザはは学校法人としての認可を受けた学校でないと取得できません。ですので、専門学校以外を選ぶことはできません。しかし、声優の専門学校と言われているものの中にも実際は専門学校ではない学校が多々あります。例えば代々木アニメーション学院やヒューマンアカデミー、アミューズメントメディア総合学院などは専門学校ではありません。日本工学院や東京アナウンス学院などが専門学校です。

3.大きな劇団は芸能プロダクションとしての機能ももっており、例えば青年座や演劇集団円などは声優プロダクションでもあるのです。しかし、小さな劇団にはそのような機能はなく、声優への道はほぼありません。大きな劇団への入所は大変難しいです。

4.上記したように、声優は会社員ではなく就職という考え方が間違いです。固定給もありませんので、就職と認められることはありません。

Answer 2

留学生の場合、ビザが必要ですので学校に属さなければなりません。
ですから、任意組織の養成所ではなく「専門学校」に所属しましょう。
インターンシップは専門学校で提携している事務所を紹介してもらいましょう。
劇団に入る必要はありません。
専門学校では声優事務所のオーディションを何回もやりますので、それに毎回チャレンジして仕事を探しましょう。
しかし、仕事が決まってもその内容次第で、就労ビザが出たり出なかったりします。
日本で声優で就労ビザを持っている元留学生はほとんどいません。皆ビザが取れないで帰国しています。
ですから、別な仕事に就いて就労ビザをとり、空いている時間で声優のバイトをし、大きな仕事をとって在留ビザを目指すのが一番可能性があると思います。