日本の外交官にとって駐韓大使に任命されるのは出世街道なのですか？ それともただの罰ゲームなのですか？

Question

日本の外交官にとって駐韓大使に任命されるのは出世街道なのですか？
それともただの罰ゲームなのですか？

Answer 1

どんな国にであれ外交官にとって大使に任命されるのは出世です。

（大使は部下の大使館職員から「大使閣下」と呼ばれます。）

ただ、赴任国によって軽重があるだけです。

日本の外交官にとって最高の出世は、アメリカ合衆国駐在特命全権大使（駐米大使）に任命されることです。

さすがに駐米大使だけあって外務事務次官経験者が多くこのポストについています。

法務事務次官経験者が検事総長に任命されるのと似ていますね。

駐米大使に次ぐのが駐英大使、国連大使。

その次が駐仏大使、駐独大使、駐露大使、駐中国大使、駐カナダ大使、駐伊大使等。

駐韓大使はその次くらいなので、決してポストとして軽いわけではありません。

ただお付き合いが難しい国なので、例えば欧州主要国大使を務めた人が政治任用で駐韓大使に任命されることがあります。

韓国も駐日大使には外務大臣経験者や外務省の大物を割り当てたりしますので、このバランスをとる意味合いもありますね。

ただそうした主要国大使経験者が韓国大使に任命されると、その人事を左遷と受け取る人があるかもしれません。

外交官、プライドだけは官僚随一ですのでね。

現に前プロ野球コミッショナーで元駐米大使だった加藤良三氏が、緊迫する日中関係を打開すべく北京駐在大使への就任を打診されたとき、「元駐米大使の私がどうして格下の中国大使にならねばならんのだ！」と怒ったとかいう噂もありますので。

Answer 2

駐韓大使に関わらず、大使は出世コースですが、大使や総領事の次は定年退職です（外交官の終点で次はないです）。

在韓日本大使館は、世界のどの大使館よりも忙しく、仕事量が多いそうです。通常、海外勤務の長所に数えられる時間的余裕を持ったリ家族生活を楽むことは、諦めなければならないとか。

Answer 3

おつきあいの難しい隣国です。韓国、中国大使などは慎重な人選が行われます。少なくとも失言を飛ばす日本国首相よりは上品かつ知性的な人が選ばれます

Answer 4

地獄（韓国）から天国（日本）を眺めるんだから、

罰ゲームだと思うぞ。

ちなみに、政府の許可無く帰国できないのだから。