機械化というか人工知能(AI)の発展に伴い、近い将来たくさんの職業がなくなると言われています。 薬剤師にしろ法律関係にしろ、凡そ資格業種というのは、逆に言えば定型化されているから資格試験が実施可能なのです。だから士業自体はもっともAIに侵食されやすい業種です。 しばらく前におくすり手帳なんてものが導入されましたが。そのうち、既往歴や体質を決めるゲノム情報やらといったものが保険証に紐付けられて一元的に管理されるようになり、飲み合わせの注意や体質に合った薬の選択といったことは生の人間を介さなくてもできるようになるでしょう。 そうなると「危険だから薬売り場に薬剤師を置く」という規制はあまり意味がなくなり廃止される、薬剤師の需要がぐっと減ることになります。なお余談ですが、AIとは関係なくしばらく前から、効き目も副作用もそう強くない薬は、薬剤師よりずっと簡単な資格があれば取り扱って良いことになっています。 AIが発展した暁には、生身の人間に残る仕事は、AIにはできないタイプの仕事、AIより生身の人間のほうが労賃安い仕事、に二極分化すると言われています。ただ薬の知識があるだけで高給もらってる人は後者に転落するでしょう。 要は、資格業種が聖域ではなくなる、資格関係じゃない学部学科出た人とそう変わらなくなる、ということです。いつのことかはわかりません。10年後かも知れないし30年後かもしれません。 もし貴方が知的好奇心旺盛で創造性豊かな人で、だが生活の安定だけ求めて薬学部に行くつもりならやめとけと言います。いや、もとより大して頭良くないから薬剤師になれば一番マシなんじゃないかと思う、というなら当面はアドバンテージがあるでしょうからそれでいいんじゃないでしょうか。
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だんだん給料は下がってゆくと思われますが、世間のお仕事に比べれば、まだましです。 確かに、薬学部は増えましたが、、 そもそも本気でがっつり稼ごうという人が少ない業界だと思います。 医者のストイック差もなく、看護師の崇高な理想or生活のため という感じもない人が多いように思います。 薬局で働いたことがありますが、いらっしゃる方は様々な困難を抱えた人が多いです。 医療は福祉とつながる部分もありますし、今後、政府も医療費を抑えるため、医者をこき使うと思われますが、 医者や病院でも行き届かないところをカバーできる薬剤師に期待されているところはあると思います。
薬剤師に限りませんが、コアになる頭脳としての 役割を担っている人にはニーズが続きます。 逆に資格者としての防壁にアグラをかきヌクヌクと 機械でもできる作業に従事している人は機械に 置き換えられてしまいます。 極論すれば、ただ、薬を提供するだけならセキュリティを 確保すれば自販機でも通信販売でも可能です。 人間の薬剤師は「たくさんの人数」が必要ですが、 AIの薬剤師は通信インフラが整えば、 スーパーAI薬剤師が「一人」いれば、膨大な処方例、 個人的体質、各種の薬の有利不利も一瞬で判断 してくれます。 マイナンバー制度みたいに「マイ血液」を登録しておけば その人に最適な薬が自動的に提供される未来も来るかも しれません。 かたや新薬開発において、データ検証作業はAIが 素早く大量に処理してくれますが、判断し方向性を 示すのは人間です。 かたや、薬の処方は医師もできます。 なのでワンパターンの薬ばかり出す医師ならAIを活用 して、薬剤師を通さず自分で処方してコスト削減を 試みるかもしれません。 アナタがどのような薬剤師を目指すかで、生き残れるか 淘汰されるかは変わってくると思います。
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