総合課税と分離課税について質問です。

Question

総合課税と分離課税について質問です。FP2級の勉強をしています。
上記の2つは、どのような基準で分けられているのでしょうか？
金額の大きいものが分離課税なのかと思っていましたが、そうでもないようで>_<

分からなくなってきたので、教えて下さい。

Answer 1

基本的には、毎年継続的に入る性質のものではなく、一時的に多額の所得となるものは、分離課税とされていると考えていいでしょう。

一時的な所得でもそれが多額なものだと、総合課税では他の所得と合算して税額を算出されてしまうので、その年だけ他の所得にも高い税率が適用されてしまいます。

退職金が多いからといって、汗水たらして働いた分の給料に対する税金までもが例年よりも高くなったら釈然としないでしょう？

また、株式等の譲渡所得は、総合課税や非課税だった時代もありますが、現在は分離課税になっており、その時々の時代に合わせて変更されています。
http://kabu.muimi.com/k/kdata/tax/

なお、利子所得は個人では少額ですが、総合課税では正確な徴税が難しいため、分離課税になった経緯があるようです。
https://biz.moneyforward.com/blog/houjin-kaikei/separate-withholding-tax/#i

＜一時的に多額の所得で分離課税の例＞
土地・建物等の譲渡所得
退職所得
山林所得

＜政策的に分離課税の例＞
株式等の譲渡所得
預貯金の利子所得

以下の記事がいろいろ網羅されていて分かりやすいですよ。
http://abbma2.blog94.fc2.com/blog-entry-26.html

Answer 2

総合課税は簡単に言うと、いろんな税目の所得を足しあわせて課税所得を計算することです。これが原則です。
分離課税も簡単に言うと、国等が政策的に所得を分けて計算するようにしたものです。

基準で分けているということはないと思います。

Answer 3

投資による収益とか2次的な収益は分離課税になっています。