解決済み
あん摩マッサージ指圧師で、機能訓練指導員のお仕事を なさっておられる方、いらっしゃいますでしょうか? 現場でのご様子や業務内容などお伺いできると助かります。
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現在は介護支援専門員として働いていますが、以前は機能訓練指導員として特養やデイサービスで勤務してました。あん摩マッサージ指圧師の資格保持者としてです。 長文ですが、業務内容などについて参考にしていただければと思います。 特養でもデイサービスでも個別機能訓練加算がありますので、個別機能訓練計画書を作成しなければなりません。加算を取っていないから、と作成しない施設もないわけではありませんが、監査や実地指導などでは必ず指摘される事項ですので、加算の有無にかかわらず計画書作成は責務であると思います。 また「個別」機能訓練計画書ですので、利用者・入居者一人ずつで作成し、「集団」機能訓練は含めません。計画書の内容は基本的に当該ケアプランに沿ったものでなくてはいけません。計画書のフォーマットは各施設にあると思います。なければ自分で作ります。 その他に利用者・入居者に対して、どのようなプログラムを実施したのか、実施記録も毎回書かなくてはいけません。 ケアプラン改定時のサービス担当者会議に出席し、リハビリ状況などを本人や家族のほか、ケアマネ以下関係者に報告する業務もあります。 以上がデスクワーク部分です。 個別機能訓練計画書については、PTやOTがいる場合、その人が担当してくれる可能性もあります。実施記録は実施したものが記載しますから、必ず書くことになります。 現場は特養やデイサービスなど勤務先で業務内容が若干異なると思います。 特養ではリハビリ室があればそこに自分で移動できる入居者なら来たら、プログラムに沿った訓練を行います。下肢の浮腫改善のため、マッサージをすることもありますが、加算外になるのであまり歓迎されないと思います。自分で移動できない車椅子利用者の送迎もします。なので、車椅子についても色々知っておかないといけないことは多いです。(基本動作はもちろん、車椅子の種類など) リハビリ室での訓練内容は人によりますが、平行棒での起立・歩行訓練や、プラットホーム(大きめのベッドみたいなものです)でのストレッチ、ホットパックや赤外線での患部保温などです。老健などではリハビリマシンをかなりの数で置いている施設も多いので、それぞれ使い方を学び、規定プログラムを2〜30分間で複数人数こなすようになると思います。 寝たきり状態の入居者には、ベッドサイドプログラムが規定されていることが多いので、その人のベッドまで行き、2〜30分ほどのストレッチなどを施します。 リハビリ室のない特養は大抵ユニット型(個室)なので、誰をどの曜日のどの時間でプログラムを行うのかスケジュール管理をし、その人の個室まで出向いてプログラムを行います。リハビリ室がない、ということはそのユニットにリハビリマシンが全くないことを意味しますので、起立・歩行訓練や筋力アッププログラムをどのように行うかを考えないといけません。ユニット型の場合、全てベッドサイドプログラムだと思ってもいいでしょう。 特養フロアを回ると、介護職員からフロアの見守りや集団体操などを頼まれることがあります。時間があればいいですが、ない場合は上司に(いれば、ですが)指示を仰ぐか、「このあとすぐにどこそこで業務があるのでできません」と断ってしまいましょう。まあ、介護職員や医務(看護師)とはうまくやっていかないと本来の業務に支障をきたす場合が多いので、私はほとんど断りませんでしたが。自分でタイムスケジュールの管理をしっかりできないと結構大変だと思います。 私の場合、一度だけ施設ケアマネに「ミーティング中、2ユニット分の入居者に集団体操でもやらせておいて」と無茶苦茶を言われ、他の入居者へのプログラムを実行できなくなったことがありました。後日時間調整して、許してもらいましたが。 デイサービスでは、介護職兼任だったので、本来の業務のほか、送迎車添乗(運転できないので)・入浴介助・トイレ介助・オムツ交換・連絡帳記載なども行っていました。レクリエーションタイムに集団体操をすることで、一人ずつ個別訓練をしていたことにもしていました。正直そうしないと記録も書けないし、機能訓練計画書通りに全員に個別対応できないので。 マッサージに関しては、よく実施させてもらえました。デイサービスの場合、進行性の禁忌症を持っている利用者が少ないですし、手のひらだけでも揉むことを複数人に施術することで、他の介護職員が自由に動ける時間ができるんです。 基本的に機能訓練指導員として勤務している場合、介護業務は行わない施設もありますが、介護業兼務状態になることも多いですし、できないより出来た方が周りとの関係も良くなるので、「やったことがない」という場合は周りの介護職員に教えてもらうといいと思います。その施設の方針もあると思うので、面接時などに確認しておいた方がいいとは思います。 私は、現在はケアマネ業で「失敗したな〜。リハビリだけでよかったかも」とも思っているので、再度リハ職への転職も考えています。 リハビリ職でも対人保険加入を義務付けている施設もあります。対人保険はかけておいた方がいいですよ。 なんでもやってみるのが一番です。 マッサージ業だって、基本的には「見て覚えろ」ですからね。 特養の入居者でもデイサービスの利用者でも、その人個人を相手にしますから、色々と大変ですが、楽しみながらお仕事できるように、自分でも工夫していく心構えで業務に臨んでくださいね。 記録は毎日書きますので、溜めると大変ですよ。
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