高校２年です。進路について悩んでいます。

Question

高校２年です。進路について悩んでいます。私は、理学療法士になりたいと思っているのですか、いろいろ調べたところ理学療法士の需要が減っている、肉体労働が多いなどのことが分かり、このまま理学療法士を目指していいのか不安になりました。本当のところどうなのでしょうか？

それと、理学療法士と作業療法士の違いってなんでしょうか？

拙い文で申しわけないです。
よかったら教えてください。
お願いします。

Answer 1

理学療法士です。

今高校2年生でこのまま現役で専門学校を卒業したとして免許を取得するまで、あと４～５年といったところでしょうか・・・。
個人的にはまだ就職口はあるのではないかと感じますが、根拠はありません。
ただあなたが定年を迎えるころにまだ需要があるかどうかとなると、かなり厳しいのではないでしょうか・・・。

給与は確実に下がると思われます。
今でこそ一般サラリーマンとよくて同等ぐらいの給与なのですから、先はあまり明るいとは言えないと思います。

業務の大変さはピンキリですね。病院の種類などにもよりますが、最前線で業務されている方は、書類仕事をやる暇がないくらい忙しく、残業も9時、10時まであると言われています。その割に給与が低い傾向にあるといいます。

私がいる施設では一日6~12人くらいの方に20分の治療を行っていました。
12人×20分＝4時間ほどの肉体労働？ですね。後の時間はYoutubeで音楽聞きながら書類仕事してます。書類仕事の合間にネットしたり、知恵袋に書き込みしたりしてます。意外と給与も平均以上貰ってたりしますｗ自分の患者の治療が問題なく行えており、よくなっている前提であれば有給も自由に取れます。

＜メリット＞
患者を治す技術があれば、業務自体は実に面白い。
いわゆる「感謝される仕事」につける。

＜デメリット＞
性格が悪くなっていく。（個人差あり）
将来性に疑問を感じる。
出費がでかい。（協会費年3万、勉強会月数万程度）
昇給なんて無いに等しい（事業所差あり？）
訴訟のリスクあり。（モンスターペイシェントに当たるとマジでヤバいｗ）

個人的にはあまりお勧めしない職業です・・・。

理学療法士と作業療法士の違いです。

理学療法士＝PT 作業療法士＝OTと略します。
過去に回答してましたので、以下引用。

1.治療目的の違い
（日本）の法律の中ではPTの治療目的は基本的動作の改善です。OTは応用的動作および社会適応能力の改善とあります。
基本的動作とは寝返り、起き上がりなどのベッド周りの動作から歩行・階段の昇り降りくらいまで。
応用的動作とはトイレ動作や着替え、歯磨きなどの動作です。(専門用語ではADLと呼ばれています)
またOTは社会適応能力も治療対象となっていることから精神面へのアプローチも行う職種であるといえます。

2.名称の違い
当たり前かもしれませんが、名前が違います。というのは、医療の業界では『業務独占』と『名称独占』という単語が存在します。
業務独占とは医者などが行う手術のことです。手術は医者以外の人はやっては行けません。なので医者は手術という＜業務を独占＞しているといえます。
PT・OTのやることには業務独占は存在しません。PT・OTのやることは一般人もおこなっていいのです。
ただし、PT・OTには『名称独占』があります。
どういうことかというと、PTがある人の膝の運動を行いました。PTはこの膝の運動を理学療法ということができます。
＜理学療法という名称を独占＞できるのです。一般人でも膝の関節を動かすことはできますが、理学療法士とまったく同じことをやっていても、一般人はそれを理学療法と言うことはできません。これが名称独占です。同じことはPTとOTの間でも言えます。
OTと同じことをPTが行っていてもそれを作業療法とPTが言うことはできません。逆も然りです。名称が違うというのはそう言う意味です。

3.治療手段の違い
（日本）の法律で行っていい治療手段が明記してあります。(以下、引用)
PT：対象となる者に治療体操その他運動を行わせること、および電気刺激・マッサージ・温熱・その他物理的手段を加えること(運動療法と物理療法)
OT：対象となる者に手芸・工作・その他の作業を行わせること(作業療法)

PTは足・OTは手を使うとか答えるPT・OTが大勢いますが、大嘘ですので信じないように！OTは作業を行わせて治療とすることが多いため、「OT＝手・上半身」という間違った解釈が広がっているのだと思います。