解決済み
海上自衛隊 幹部候補生学校 のハンモックナンバーについて 私は海上自衛隊幹部候補生として来年から 江田島 の学校に入校します。 そこで、お伺いしたいことがあります。 幹部候補生学校にはハンモックナンバーが存在すると聞きました。 具体的にハンモックナンバーに関してお伺いしたいことは以下の2つです。 1 英語や国際学、航海学の試験結果が重要なのか。それとも、運動面が大きく評価されるのか。 2 どの分野(具体的にお願いします)で大きな差がつくのか せっかく伝統ある幹部候補生学校に入校できるので、入校前に勉学、体力錬成に取り組み、いずれは指揮官として国に恩返しをしたいと思います。
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当然試験の成績が悪ければ序列は落ちます。 江田島の試験は暗記力勝負です。 教務は英語、数学、国際法等の一般教養に加え、基本教練、陸上警備、体育、自衛隊法、監理、補給、機関、射撃、手旗、発光、旗旒信号、戦史、文書管理、運動盤解法、練習船実習といった自衛隊ならではの教育等非常に多岐に亘ります。とても全て書ききれない位です。 これらの他にTOEIC、海技試験、基本情報処理等の一般的な試験もありますので、知力が占めるウェイトは相当に高いとお考え下さい。 しかし、体力がないと短艇も登山も遠泳も好成績を残せませんし日々の生活もままならないのもまた事実 毎日の生活は朝の総員起こし、体操、体力錬成、甲板掃除、課業整列、教務と続き、やっと昼になったかと思えば昼は飯を食ってのんびり休んだり売店に行く時間ではなく、教務中に吹っ飛ばされた学生館のベッドの張り直しや靴磨き、制服のプレス、次の教務の準備や教官室への命令受領、幹事付からの呼び出しへの対応などに費やされ、午後の教務が終われば別課や校友会活動で体力を削り、たまに入るマイク「学生隊待て!」と共に発動される総短艇、やっと晩飯にありつけるかと思いきや、またしてもどこかに飛んでいったベッドやロッカー、衣装ケースの復旧、被服の整備、幹事付からのありがたい御呼びだしに振り回され、風呂に入ることもままならないうちに拳銃や小銃等の小火器整備、そして甲板掃除と巡検、自習…と非常に楽しくスリリングなものです。 これを難なくこなし、楽しいと感じる体力と胆力がなければ上位に食い込むのは困難でしょう。 ついでにいうと、候補生学校は指揮官を養成する場所です。試験の成績や態度ばかりよくても、常に人の陰に隠れている人間は評価されません。学生長や室長、室次長、甲板、短艇係等の諸役員を積極的に引き受け、他の学生をリードするような人材が必要とされます。 また、教務中の態度や普段の誠実さ等、幹事付や隊付、分隊長、各教官等の職員はよく見ています。要領よくやってるつもりでも誤魔化しは利きません。 江田島での教育に引き続き遠洋航海がありますが、ここでも積極的に実習に取り組み、班員と助け合い、更に技量自体高くなければ高評価は貰えません。 江田島での成績と遠洋航海での成績の比重は半分半分と考えて、どちらも手を抜かないよう頑張って下さい。 3尉の間は序列は氏名順になりますが、2尉になって最初に幹部名簿を見たときに自分の序列が分かります。 この序列は余程の事がなければ大きく変わることはありません。 1尉になって中級課程に入り、そこで頑張っても、3佐になって指揮幕僚課程に入り、そこで頑張っても、幹部候補生と遠洋航海で決まった序列が大きく変わることはないと思って下さい。 来年から海上自衛隊に来られる貴方を部隊でお待ちしていますが、江田島はここに書いたように過酷な所です。自分の将来を左右する場所であると覚悟を決めて日々の訓練、勉学、生活に励んで下さい。 …とはいえ、オンとオフの切り替えは大切です。休むときは休む!!飲むときは飲む!! 江田島には学生や候補生御用達の飲食店がたくさんあります。ちょっと足を伸ばせば広島や宮島、尾道、竹原、岩国といった風光明媚な場所がいっぱいあります。 一生に一度の候補生生活です。思い出作りにも励んで欲しいと思います。 そして何より同期を大切にして下さい。 同期はライバルであると共に生涯の友です。何かあった時助けてくれるのも同期です。 自分の成績も大事ですが、困っていたり悩んでいる同期を見捨てることの無いようお願いします。同期を見捨てるような人は指揮官になったとき部下を見捨てる指揮官になるでしょう。 貴方が素晴らしい幹部自衛官になられますよう祈念しております。
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ハンモックNoは、座学、術科技能、生活態度等の総合評価で決まります。 運動だけが出来ても×ですし、座学だけが出来ても×です。 ハンモックNoに一番影響するのは、出自ですかね。 同じような成績なら、一般大出より、防大出の方がハンモックNoは上になります。 次いで飛行幹部(パイロット)や技術幹部などの特殊採用枠の幹部候補生。 ハンモックNoが影響するのは昇任です。 当然、ハンモックNoが高ければ昇任スピードも速く、高級幹部(2佐以上)になれる可能性は高くなります。 ただし、高級幹部になるには、指揮幕僚課程に入る必要があり、入るための試験に合格しなければなりません。 なお、服務事故(交通違反を含む)を起こすと、ハンモックNoは下がります。
1人が参考になると回答しました
総合評価ですから具体的にどこがということは難しいです。 入校中同期はだいたい序列を把握していますが はっきりわかるのは卒業式の表彰です。 最優秀は外国の勲章をもらえそのほか数名に優秀賞が出ます。 最優秀1人は90%以上防大(一課程)ですが優秀賞は 一般大(二課程)からも出ます。 表彰されるのは防大時代 ほぼ学生長経験者や海外留学者ですから 幹部候補生学校の前から総合的に優秀なのです。 卒業時表彰される者が運動能力優秀者がつける体力徽章を 持っているかと言うとそうでもないので やはり運動面が大きなウエートということはないことがわかります。 しかし序列上位者はこの面でも体力徽章までは届かないが 優秀であることには変わりありません。 遠洋航海後はバラバラになるので相対評価は難しくなります。 次にすべての序列がわかるのが二尉に昇進した時の電報 この時点で同期の序列 職種別序列これがわかります。 上位陣に若干の変動がありますが大きく逆転や下位からの 躍進はありません。 水上艦艇と航空や陸上職種を同じ基準で比べることは 出来ませんから。 その後 幹部中級課程前でも優秀者はそれなりの重要な 配置になっていますからわかります。
2人が参考になると回答しました
前の方が回答されているとおり全ての面が 細かく点数化されています。 強いて言えば、体力がなければ毎日の訓練で へとへとになって試験勉強する余裕がなくなる ということと ペーパー試験は基本的に暗記試験 (教科書の重要事項を丸暗記)しないと 点数がとれないといった点でしょうか 江田島の成績と遠洋航海での成績でハンモックナンバー (序列)が決まり 定年までほぼ、このハンモックナンバー順に昇任 します。 よほどのことがない限り、同期の中の序列は変わり ません 序列が変わるのは 1尉~3佐で行く幹部中級課程(江田島)の時の 成績で若干入れ替わりがある 指揮幕僚課程 海自の場合、行けば上がると言うより、行けなかった 人の昇進が多少遅れる程度 部隊勤務で不祥事を起こしたり×をつけられた人の 昇任が遅れる くらいで、普段の勤務成績で序列が上がったりする ことはよほどのことがないとありません 将来は分かりませんが・・ それに、偉くなったからそれが何だという考え方 もありますが 上位10%位に入ってないと、結局、指揮官とか 活躍の場はなかなか与えられませんので ここが勝負所だと思って頑張って見てください。
1人が参考になると回答しました
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