以前、某有名誌で編集者をしていました。 今はフリーの編集者兼ライターです。 優秀かつ個性的な人材です。個性的というのは面白い、いい意味で変わっているという風に言い換えてもいいかもしれません。 ステレオタイプな真面目キャラは敬遠される傾向がありますね。 ちなみに私は大学時代、学業そっちのけで籍だけ置いたままバックパッカーとして世界中を放浪していました。で、結果的に卒業が1年延びてしまいました。 しかし、編集として雇ってくれたところはその経歴を面白がってくれ、採用の一因となりました。まあ、面接ではそのことを面白おかしく話したことも大きかったんですけどね(笑)。 あと出版社、特に編集者には新卒ではなく、中途採用のスタッフも非常に多いです。 具体的には編集プロダクションや広告代理店からの転職、フリーライターが編集者として入るケースも珍しくありません。つまり、新卒採用だけが入口ではなく、それ以外のルートで編集者になる人も同じくらい多いというわけです。ちなみに私も”それ以外のルート”です。 私が通っていたのは全国的には無名の地方私大だったため、無謀すぎる新卒ではなく編集プロダクション経由での転職を選んだんです。 こんな具合に1つの方法が難しくても他の方法なり手段が思いつく、というのは編集者に必要な資質といえるかもしれません。物事を裏を読んだり、多角的に分析するのはこの職業に必須の能力ですから。 まあ、簡単ではありますが実体験や同業者などのケースを参考にして書いてみたつもりです。 将来を考えるうえでの参考にしていただければ幸いです。
>>出版社はどのような人材を求めているのですか? ぶっちゃけ優秀な人材がほしいわけですが、「優秀」って言われてもピンとこないですよね。そこでこんなふうに考えてみてください。 たとえば質問者さんが本をつくるとします。「手伝ってくれる人募集~!」と呼びかけたら、なんと日本全国から数万人もの人が「手伝わせて!」と集まってきました。さて、質問者さんはどうやって手伝ってくれる人1名を選ぶでしょうか。数万人ひとりひとりと会って優秀な人材かどうかを確認していたら審査に10年かかっちゃうかもですね。だから質問者さんはこう考えるのではないでしょうか「やっぱ本を作るってなったら知識とか日本語力とか大事だよね!試験を開催してふるいにかけよう!試験でトップクラスの成績を出した人のうち何人かと会ってみて、その中から気の合いそうな人を選ぼう……!」 というわけで、必ずしも高学歴じゃなくちゃダメってわけではないのです。学歴不問の出版社もそこそこあります。就職試験で高学歴のエリート学生さんに勝てる実力の持ち主なら高学歴じゃなくってもOKなのです。ただ、やっぱり高学歴のエリート学生さんは試験慣れしていて勝ち残りやすい、そういうお話だったりします。 そんなわけで、学歴がすべてじゃないけれど、勉強を頑張っていい大学を狙っておくに越したことはないのです。大学受験で必死の勉強を経験しておくと、就職試験のリハーサルになるからです。世の中には大学受験を経験していないのに出版社の就職試験ですごい成績出しちゃう天才肌の人もいますけど……、「自分は天才じゃない」と思う人はせっせとリハーサルやっといたほうがいいのです。 出版社の人が「この人は試験でいい成績出したなあ、きっと熱心に勉強頑張ってきたんだろうなあ、会社でも熱心に働いてくれるに違いない」そう感じるような人材を目指して、ぜひ学業に励んでくださいね。
高学歴になって小説を書いて商業デビューできればすぐ就職できますよ
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