対人恐怖なんて、あなただけが特別じゃありません。 誰にでもあると思った方がいいですよ。 自分以外の人と話すのがダメで、 誰かと対面すると頭が真っ白になって、 言葉が上ずって、声が裏返って、それが 恥ずかしくて赤面して汗をかいて。 …これは私の実体験。 そんな人、いくらでもいますよ。 つらいから、恥ずかしいから、悔しくて それを克服しようとするんです。 最初から上手くなんか行きません。 恥の上塗りになるのが当然です。 それでも、上手くできている人みたいに なりたいから、そうなろうと一生懸命 やってみるんです。 そのうち、最初の自分より少し良くなります。 もう少し続ければ、さらに前に進むでしょう。 時間はかかりますが、前に向かう努力さえしていれば いつの間にか以前よりずいぶん変わっている 自分に気づきます。 そういうのを「克服」と言います。 そうしない限り、誰も直してはくれません。 優しく導いてなんかくれません。 恥ずかしい思いや悔しい思いをせずに 大人になれるなんて思わないことです。 あなたの周りで生き生きと働いている人、 会社でエラい地位にいる人、どんな人だって 最初は顔から火が出るような恥ずかしい思いをして 悔しくて眠れないような夜をいくつも過ごして 生きてきたのです。 だからこそ、今の彼らがあるのです。 「私は対人恐怖がある」なんて予防線を張ってみても 誰も救ってはくれないですよ。 一生引きこもりで生きていくことを決めているなら ともかく、そうでないなら必ず社会との接点があります。 そこから目を背けて生きていくことはできません。 親は必ず自分より先に死にます。 いつまでも守ってはくれません。 その時になって腰を上げても手遅れです。 自分の弱さを特権だと思うのは 大きな勘違いだと思いますよ。 まずは飛び込んでみることです。 最初は怖いし、恥ずかしいし、色々イヤなことや 悔しいことがあるかもしれませんが、 歯を食いしばってやってみて下さい。 そのうち、会社の中にご自分の「居場所」が できます。そこで根気良く、誠実にやっていれば 必ずその居場所は大きく、広くなります。 誰でもみんな、その繰り返しなんですよ。 頑張って下さい。
なるほど:3
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