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不動産鑑定士試験の短答式に合格して、論文式試験が大変すぎて合格を断念したかたは、かなりいらっしゃるでしょうか?(というの…

不動産鑑定士試験の短答式に合格して、論文式試験が大変すぎて合格を断念したかたは、かなりいらっしゃるでしょうか?(というのも、短答からそのうち学習しようかなとも考えているものなので。)

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回答(2件)

  • ベストアンサー

    私は、平成18年の試験制度改革後の新試験合格による不動産鑑定士です。 この試験は、新試験制度開始後の最初の数年くらいはともかく、その後は受験生の減少と受験母集団の劣化により、年々易化していると思います。 短答試験については、個数問題がほとんどなくなるなど、受験生集めのため、試験問題も簡単になってきています。 新試験開始当初の頃は、宅建合格に必要な時間は250時間、鑑定士短答に必要な時間は400時間と言われていましたが、最近は、易化により、宅建と同じ程度の難易度だろうと思います。 したがって、短答試験に1回で簡単に受からないようでは、その後の見込みはないと考えてください。 中には、短答に1回で受からず、論文に受かったような人もいますが、そういう人はレアケースで、「短答と論文は違う」などという予備校の口車に乗って受験を継続した人の10人中9人以上が、結局は合格を諦めて、予備校のカモになっています。 短答試験合格は、論文試験の受験資格を得るためだけの、単なる整理券のようなものだと考えてください。 ですから、短答に1回で受からないようなら、資格取得の価値も低いですし、さっさと諦めた方が良いです。 また、短答に簡単に受かった人でも、大半の受験生が、途中で諦めて試験から撤退していると思います。 それから、不動産鑑定士試験についてお話ししますと、この試験は、平成18年に新試験制度になり、4,600人も受験した中で、94人しか合格できず、難易度が従来の不動産鑑定士試験に比べて、難易度は大幅にアップしました。 以前の旧不動産鑑定士試験は、3次試験でも200人以上は合格していたので、大幅な難易度アップです。 しかし、その合格者の絞込みにより、「不動産鑑定士になっても仕事がない、需要がない」資格だということが、受験生にばれてしまいました。 公共の仕事については、国や地方の財政難で、公共の仕事は一昔前に比べて大幅に減少しています。 また、証券化の仕事もあり、アベノミクスによるミニバブルで、この仕事は、最近一時的に増えてはいますが、リーマン・ショックのバブル崩壊のときは、この仕事も一時まったく仕事がなくなりました。 そもそも、日本は人口減少社会で、今後経済も縮小していくため、日本の不動産そのものにまったく将来性がありません。 また、最近は、ネットでも不動産の価格が簡単に調べられるようになったり、仕事そのものがコモディティ化しやすい仕事なので、IT化やロボット化にも弱く、報酬単価も下がりがちで、その意味でも、将来性がまったくありません。 資格取得そのものの価値が乏しいため、新試験制度開始後の2~3年ぐらいは、継続して受験し続ける人が多かったようですが、その後、受験生が毎年のように減少し、今年の短答試験では、たったの1,400人ぐらいしか受けていません。 特に、高学歴で優秀な受験生は、他にもっと収入の良い仕事が沢山あるため、不動産鑑定士試験を受けなくなってきています。 このように、新試験開始当初は史上最難関だった不動産鑑定士試験も、その後は、受験生の減少とともに年々受験母集団が劣化し、易化しています。 特に2011年頃、大きく受験生が減り、目に見えて易化したと言われています。 ですから、たとえば昨年2014年の試験合格者などは、もう大したことはないと思います。 国交省も、この受験生の激減には大いに危機感を持ち、これまでも受験生集めのため、試験問題を簡単にしたり、実務修習のテストの回数を減らしたりなどの、対策を進めてきました。 しかし、資格そのものの価値や魅力、将来性がないことは、如何ともし難く、受験生は減り続けています。 先日も、新試験制度開始10年経過ということで、「試験問題を大きく見直し、試験問題を簡単にする」ということが、国交省のホームページでも、改めて公表されました。 この試験問題の易化により、受験生は一時的に少し回復する可能性がありますが、そうなると今度は合格者も増えます。 合格者が増えれば、一人当たりの食い扶持が少なくなり、試験合格の価値はますます下がりますから、それを見て結局は、また受験生は減少するでしょう。 試験合格の価値が下がることにより、高学歴層はますます受けなくなりますから、受験母集団の劣化はさらに進み、そのうち、難関資格でも何でもない、ただの2流資格に転落する可能性が高いと思います。 簡単になった新司法試験を、高学歴層が敬遠して受けなくなったのと同じです。 不動産鑑定には難易度の高い仕事もたくさんありますから、低学歴で地頭の悪い不動産鑑定士が増えると、事故も多くなり、不動産鑑定制度そのものの維持も困難になるでしょう。 役人のやることは、自分たちの保身だけのために、泥縄的なその場しのぎのデタラメ政策ばかりです。 資格取得の価値そのものを高めない以上、小手先の試験いじりでは、受験母集団もますます劣化するだけで、何の問題解決にもなりません。

    8人が参考になると回答しました

  • 資格マニアで有名なシカクロードの鈴木秀明さんが2年前 に短答式には合格されましたが、論文式は微妙な雰囲気で すね。今年で有効期限が切れますが。でも彼、今年の司法 試験の予備試験の短答式にも受かっているんですよね。あ れだけ他の資格や検定も受けてるのに、スゴイです・・・

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