学校図書館司書教諭の資格でも図書館司書になれますか？ それとも学校図書館司書教諭資格と図書館司書資格は別物で、図書館司…

Question

学校図書館司書教諭の資格でも図書館司書になれますか？
それとも学校図書館司書教諭資格と図書館司書資格は別物で、図書館司書資格がないと司書にはなれないのですか？

Answer 1

>なれますか？

なれません。
司書教諭は、あくまで教員＝学校の先生です。教員免許とセットで取るのはそのためです。
司書ではありませんし、司書の勉強もしていません。ですから、司書の求人には応募できません。

なお、狭義の司書は、図書館法に定められた図書館で司書資格を持って働く専門職であり、これ以外の司書では無い図書館職員はたくさんいます。例えば、国立国会図書館の職員は、司書資格が無くてもなれます。非正規であれば、サービス業的なスタッフとして募集されることもあります。このような場合には、司書教諭の資格しかない人でもなれます。(それすら要らない、という話です。)

また、先の回答者さんも書いていらっしゃいますが、
司書職としての正規採用が少ないため、司書資格があっても就職が難しいのが現状です。

Answer 2

＞学校図書館司書教諭の資格でも図書館司書になれますか？

そもそも、
図書館司書と学校図書館司書教諭は、
全然違う仕事・職業なのですが・・・。

☆学校図書館司書教諭というのは、
小中高や特別支援学校で、
児童や生徒に、「教師の1人」として、

・図書館の上手な利用法を指導する
・総合的な学習の時間の、調べ学習で必要な、参考になりそうな本の上手な探し方を指導する

・・・といった、
「指導する」という職業・仕事です。

→ですから、文部科学省は、

「学校図書館司書教諭講習修了証書の取得を希望する場合は、
小中高のうち、どれかの教員免許も、
必ず取得すること」

・・・としています。

→なので、

「教員免許は、何1つ持ってないけど、
学校図書館司書教諭の資格は、持ってるよ！」

・・・というのは、100％ありえません。

※そのため、今のところは、

小中高のどれかの教員採用試験に合格するか、あるいは、講師として採用され、
小中高や特別支援学校のどこかの教員として、担任や授業・部活を受け持ち、
そのうえで、放課後や空き時間を使って、司書教諭の仕事もする。

・・・といった感じが多いです。

→ですから、司書教諭の先生は、
普段は、職員室にいて、

・明日の授業の準備
・授業で使うプリント作り
・他の先生と、授業の進み具合について打ち合わせる
・中間や期末のテスト問題作り（中高の場合）
・中学3年や高校3年の担任をしているなら、相談に来た生徒の進路相談をする （中高の場合）

・・・といったことをしています。

※ですから、「司書教諭」というのは、
「一日中、学校の図書室にいて、本のことだけしかやらない、本の先生」では、
ありません。

→そのため、学校図書館司書教諭講習修了証書を持っている先生は、
持っていない先生よりも、する仕事が増えて大変になるだけなので、
わざわざ学校図書館司書教諭講習修了証書を取得するメリットは、
あまりありません。

☆このほか、
市町村図書館司書、公立図書館司書や、
学校司書という職業・仕事もあります。

・本の貸出や返却の手続きをする。
・返却された本を、本棚のもとあった場所に戻す。
・どんな本を新しく購入するか選ぶ。

・・・といったお仕事をします。

→これらの司書になるには、
図書館司書の資格が必要となる場合が多いですが、

※これらの司書の場合であっても、
都道府県・市町村によっては、

「臨時職員・パート職員・非常勤職員なら、無資格者でも可とする」

・・・としている場合もあります。

→ですが、市町村図書館司書、公立図書館司書や、

「学校司書」は、
1人で教壇に立って授業を行うことまではしませんので、児童や生徒に教えることはしませんし、
担任や部活を受け持ったりもしませんので、
教員免許や司書教諭の資格はいりません。

Answer 3

司書教諭資格と司書資格にはまったく関連はありません。別物です。

ですから、公共図書館への就職に就職教諭資格はまったく意味がありません。

というか、司書資格を取っても基本的に就職はできませんが。