「介護の人材が足りません」 だから 「海外の人材に頼もう！」 と言う流れの様ですが、その前の給料を上げ…

Question

「介護の人材が足りません」

だから

「海外の人材に頼もう！」

と言う流れの様ですが、その前の給料を上げる事が先でしょう。仕事に見合わず給料が低いから日本人の応募が少ない訳で、海外の人材に頼る方が、ビザ等様々に別の費用がかかると思います。海外の人材に仕事を供給する前にまずは自国でしょう。

介護が低く見られる歴史的背景が今の低賃金を生み出しているので、それを抜本的に改革する事が求められている筈です。介護福祉士等、国家資格は業務独占資格にすれば、同じ様に介護の事業所で働く業務独占資格保持者の様な高い給与の可能性も出てくる筈です。

「日本人の応募が少ないなら海外から人材を」と言う発想はどうなのでしょうか。日本人は移民や難民の受け入れを嫌いますが、これはいいと言う事なのでしょうか。

Answer 1

まあ、介護の現場を知らないから好きに言いますが・・。そもそも、歴史的に介護が低く見らえているから給料が低いのではなく、実際のところ、「儲けの割に経費が多くかかるから」ですよ。例えば、グループホームは最大で１フロア９人の利用者様がいます。そして、一人当たり月１５万ほど費用が掛かります。それに対して例えば介護スタッフが６人＋看護士（これは３フロア兼用の場合も）、調理スタッフ（これも３フロア兼用）＋管理者ですよ。しかも、他の経費だって掛かりますし。しかも、常に利用者様が満員ならいいですが、亡くなったり、転居された場合、次の方が入るまで半年かかったりします。
国の補助金が無ければ確実に赤字です。
まず、介護の仕事は２４時間、なので、早番、日勤、夜勤が必要です。なので、最低３人はいないといけません。しかも、週２階ある入浴は３人は無いと厳しいですし、通院にも人手が入ります。もちろん、営業をかけに行ったり、買い出しに行く人材だっていります。
もちろん、特養みたいに人数の多いところもあります。ですが、そこはその分、サービスも低下しています。
実際に働いてみたらわかると思いますが、移民ガ～とか言ってられない状態ですよ。実際、オーストラリアなんか白豪主義を掲げていて白人しか受け入れないとかいってたんですが、白人がイギリスやアメリカでなくオーストラリアにわざわざ来るわけもなく、今では黄色人種の移民に年金まで上げるくらいです。本格的な労働者不足等があると移民反対なんて言ってられなくなるわけで・。実際、移民がいなけば潰れるとか休みがもらえず１７連勤させられるとかそういった現状ですよ、介護の仕事って。実際、怪我してもある程度はしょうがない、この人数で見切るのは無理っていうぐらい人手不足です。実際、移民反対って言ってる人たちに限っていざ人手不足がより深刻化したら真っ先に移民受入れを主張しそうです。実際、自分の会社が潰れそうなのに、移民反対といえますか、質問者さんは・・。
そもそも、質問者さんは「介護の人材が足りない」→「だから海外に頼もう」って軽くいってますけど、実際は「このままだと高齢者が怪我したり死んだり、そもそも受け入れ先の会社そのものがなくなる」→「外国人でもいいからとにかく何とかしないと」ですよ。介護の人材が足りない＝高齢者の怪我か寝たきりか死ですからね・・。

Answer 2

保育士も同様ですが、職業を貴くみるか低く見るかとはまた別に、福祉系職業に高収入を保証することが可能かどうかという問題があるでしょう。

福祉に高収入を保証すると言うことは、すなわち福祉へのコストを上げると言うことです。介護を必要とする人が、高賃金の介護職員を雇うことができるでしょうか。大概、要介護者は経済的な困窮も抱えている場合も多いのでは。
あるいは社会保険制度によって介護費用の一部を国が肩代わりするという考えもあるでしょうが、ただでさえ増大している社会保障費をさらに膨らませる政策は、容易く賛同を得られる物ではないでしょう。

まぁだからといって移民にそれをやらせよう、というが別方面の問題を呼ぶことは確実でしょう。
福祉は構造的な問題を抱えているので、あるトピックだけを解決させようとしてもどこかで無理が出てくると思います。