解決済み
病院薬剤師の学歴について高2です。 東北大学薬学部志望です。将来は難病の治療薬の研究をしたいと思っていますが、研究職は安定しないからダメだと親に反対されています。 親に反対されているから、というわけでは全くないのですが、研究職を志す前には病院薬剤師にも興味がありました。 幼い時、とある難病を持って産まれた私は身体が弱かったのですが、いつも病院で身近にいた薬剤師の仕事ぶりがかっこよかった、という子供みたいな志望動機なのですが… 私が研究職を志す理由の根底には、医療の進展に貢献したいということと、やはり苦しむ人に楽になってもらいたいという気持ちがあります。自分自身そうだったので。 病院薬剤師がいると、凄く落ち着きました。そんな病院薬剤師になりたいという気持ちも完全に失ったわけではありません。優柔不断ですみません。 研究職と病院薬剤師、正直迷っています。親は後者を薦めていて、私としては前者を考えていますが… ただ、大学は東北大学をそのまま志望しますが、病院薬剤師になるにあたって、学歴はあまり関係ありませんよね?それなら苦労して東北大学に入るよりも、薬剤師免許取得に特化した大学へ進学した方が効率は良いですか? かといって東北大学から志望校を変えるつもりはありませんが、東北大学に進学して薬剤師になることになっても、旧帝大で学んだことは他の大学には負けないほど、薬剤師としての職務の際に役立つものでしょうか? もちろん、親を説得し、自分の意志も固まれば研究職を目指したいと思います。ただ、学科選択は大学に入学してからなので、東北大学は研究第一なので、薬剤師養成校ではありません。いざ病院薬剤師になる、と決めたときに薬剤師養成に強い学校に劣らないか不安になっています。 無知でずらずらと述べてすみません。 回答お願いします。
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「2つの道のどちらかを選べ!」という状況は辛いですね。 最初に書きますが、私の知る限り「病院薬剤師への就職に強い大学」は存在しません。 結果的に、ある大学の学生であれば、そこの大学病院や系列病院に就職しやすい、という状況は生じるかもしれません。 しかしながら、「チーム医療への教育が充実している」とか「将来、病棟での活躍ができるようにと特別な教育を施す」とかの大学が存在したとして、そこの学生が病院に対して就職活動をするときに、先方が「チーム医療の教育で有名なA大学薬学部の学生さんですかっ! これは期待できる人材だ。ぜひともウチに来て欲しいですねっ」などと言われて就活が有利に運ぶ → 優先的に採用された……などという話を聞いたことがありません。 とりあえず、東北大学薬学部にはぜひ入学していただきたいです。人生の可能性を広げるためにも、必要なことだと思います。 東北大学では、大学入試の時点では4年制学科と6年制学科を分けず (一括募集型)、入学後に「進路振り分け」を行います。 研究職志望の人に対しては、迷いなく、「4年制学科に進学し、なおかつ大学院に進学してください」と助言するところです。 けれども、あなたの場合は状況が特殊なので、 6年制学科に進学する (当然、国家試験を受験して、薬剤師免許をとる道を選んだことになる) → 学部生で企業の研究職になれないか、一応チャレンジしてみる。ダメだったら病院への就活を行い、病院薬剤師として就職する。 という道でどうでしょう? ハッキリ言って、6年制学科の学生が、学部卒の学歴で (つまり大学を卒業した「だけ」で) 企業の研究職に就くのはたいへん困難です。単純に可能性の大小を考えるなら、 4年制学科卒業 + 博士前期課程修了 >> 6年制学科卒業 ですから。 しかし、6年制学科の学生が、学部卒で企業の研究職に就いた例が皆無かと言うとそんなことはなく、確かにそういう人も存在します。 ですから、まず企業研究職への就活を考えて、ダメだったら病院への就活をするという方法はありえます。 仮に、無事に企業研究職として就職できたとして、「自分には合わないことがわかった」という理由で退職するかもしれません。その時でも、 (病院の規模や立地にこだわらず、日本全国どこにでも行く気があれば) どこかの病院への就職は可能なはずです。 「中途採用者については未経験者お断り」とか「中途採用者の場合には、未経験者だと厭な顔をされる」ということもあるでしょうが、日本全国どこにでも、どんな病院にでも行く気があれば、病院への転職は不可能ではないと思います。 ですが、逆は不可能です。 病院薬剤師として数年間働いていた人が「自分は病院勤務には向いていないなぁ。製薬企業の研究職になるか」と中途採用枠に応募して、研究職になる、というのは無理です。 同様に、「大学教員になるか」、「○○研究所の研究職になるか」というのも無理です。 そもそも「大学教員」や「○○研究所の研究職」になるには、博士号が必要ですし。 最近では薬学部でも『実務教育教員』という種類の大学教員が存在しますし、博士号がなくてもこちらの教員にはなることが可能です。 しかし、これとて薬局なり病院なりで数十年働いて、現場での経験が豊富な人をこそ採用するでしょう。 研究職 → 病院薬剤師への転職は可能だが、病院薬剤師 → 研究職への転職は不可能、ということを考えると、まずは研究職を目指して就職活動をしてもよいと思います。 あるいは、最初から病院に就職するとしても、研究が盛んな病院へ就職するという方法もあります。病院や薬局の薬剤師になると、研究とは無縁の人生というわけではありませんので。 病院のなかでも、大学病院などに就職することで、臨床研究はもちろん、ある程度の基礎研究にも携わることができると考えます。 国立大学の医学部の医局・薬学部の研究室・大学病院薬剤部の三者による共同研究の成果が、基礎系の学会で発表されることも珍しくありません。
現在製薬会社で創薬研究している者の視点から・・ 私も大学に入る前まで「研究職」というもののイメージが漠然としていました。一口に研究と言っても様々な形がありますので,そこを補足させて頂きたいです。 研究職というのは私のような民間企業の研究者と,アカデミア(大学や公的研究所の研究者)がありますが,後者のイメージでしょうか。 志望動機は非常に立派なものをお持ちなので,どちらにおいても社会に生かしていただけたらなと思います。研究職への道が「安定しないからダメ」というのは,アカデミアでポスドクのような安定していない身分があるというイメージなのだろうと思います。企業で創薬研究する道もありますので,もし参考になれば幸いです。 企業では,実験室を主体とした基礎研究と,病院・患者さんを対象とし,ドクターと連携する臨床研究とあります。私は基礎研究に携わっています。 会社ですと一応サラリーマンですから休日もありますし,労働時間も決まっています。 裁量制ですから数時間でも出社すれば1日と見なされますので,研究スケジュールに合わせて自由に生活できます。アイデアを出すというクリエイティブな活動が好きならこんな道もあると思っていただけたらと思います。 多くの研究者はコミュニケーション能力が著しく欠如しています,とのことですが,それほど偏っているとも思えません。現在は自社だけで研究するだけでなく,大学や創薬ベンチャーと協働してプロジェクトを進めていくのでコミュニケーションは何より日本・海外ともに重要です。海外出張でドクターを廻ったり,テレビ電話のようなもので海外のサイト(研究所)で会議をします。コーヒー飲みながら冗談交じりに和やかにやってますよ。 私のこれまでの経験から見ると,病院薬剤師→研究という転職者はなく,研究→薬剤師という方はいました。研究を志望される方はそもそも薬剤師資格はサブ的な感じで考えていますね。東大でも薬剤師合格率は50%位ですね,直前に一夜漬けででやっています。逆に私大のほうがカリキュラムがきちんとしており合格率は高いですね。 以上参考まで。共に日本の医療を支えて頂けると有難いです。
非常に頭がよく、まともな相談だと思います。 東北大から研究職、というのは、 かなり大変な道です。 そして、大して儲かりません。 そして、偏差値40の底辺薬学部から、薬剤師、 というのは、非常に楽です。 後者の方が、楽してお金が稼げるでしょう。 あなたがどんな人生を歩みたいか、です。 医師でも、二つに分かれます。 救急医療などで、真面目に働き、何百人の命を助けて、 しかし、給料は激安、 最後は過労死、ヤクザの患者に逆恨みされて殺される、 という人と、 1億円かけて、帝京大学などを卒業し、 金髪のギャルのまま、 美容皮膚科で年収5000万、 全身ブランド物で固めて、ホストクラブで何千万も使う、 ヤクザと変わらないような人、 そういう両極端の人がいます。 それと同じです。 あなたは、こんなに真面目に悩む人なので、 中間がいいと思いますよ。 東北大、もしくはワンランク下くらいの、 比較的まともな大学で、 しかし、研究ではなくて、薬剤師の道、 薬剤師の中でも、チャラチャラしすぎず、 そこそこまともで、しかし、あまり大変すぎない、 くらいが、一番合っていると思います。 研究などは大変すぎますし、 かといって、底辺の人たちとは、話も合わないし、 いじめられるでしょう。
病院薬剤師への憧れと研究への意欲のどちらを優先させるべきか、悩みますよね…。 質問者さんは希少疾病用医薬品と呼ばれる対象患者5万人未満の薬の開発部に携われば夢がかなうと思います。しかしそれには相当の我慢が必要です。 まず好きな開発部に当たらせてくれるほど研究者は人の心を持っていません。すべての人がそういうわけではありませんが、多くの研究者はコミュニケーション能力が著しく欠如しています。 4年制薬学部に入学して無事に卒業、その後大学院を卒業、研究職に就くという進路が思いつきましたが、これをするなら普通に6年制を卒業して薬剤師になった方がいいような気がします。 病院薬剤師でも研究はできます。大病院ならば希少疾病の治療に関われます。 そこで統計学や様々な薬を調べてみるのも大切な研究です。 近所の薬局に行って「病院薬剤師から薬局薬剤師になった人を紹介してほしい」と言って、その人に聞くのもいいし、私立薬学部に行って多くの職員から話を聞くと現実を知れていいと思います。私立薬学部なら薬の開発をしてた人も、病院薬剤師だった人もいるはずです。
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