仕事の流れは先の回答された方の通りです。 現場の雰囲気は産む苦しみと差し迫る納期との戦いが静かな部屋で起こってます。電話の音と営業の騒ぐ声だけが響いています。(わたしのところでは) 厳しい世界ですよ。自己犠牲は覚悟した方がいいと思います。自分の時間がとれないのはもちろん、勉強のために高価なデザイン誌を買って勉強もしなければいけません。その会社が大きくても小さくても、見えない部分でのかなりの努力は必要かと思います。 特にクライアントからいろいろな要望が出ます。その要望を超えるクオリティーの高い物を出さなければお金にはなりませんしね。例えばクライアントが『高級なイメージ』と言えばクライアントが考える高級なイメージを超える必要があります。そのために日頃はカップラーメン食べてても、お金を貯めて高級なレストランや高級なホテルに泊まったり、高級な服を着てみたり、と考えられる高級を肌に感じる必要があります。それがデザインするときの財産や資料になったりします。もう一つは、自分らしいデザインや時代に合ったデザイン、時代をリードするデザイン等々常に考えますが、お金にならなければ成り立たないですよね。 仕事を任された時、そこに葛藤があります。クライアントの決定権のある人にデザインを理解してもらえないときは最悪です。そのためにプレゼンの技量を身につけることも大切です。まぁいくら上手くプレゼンしても、どうしようもないデザインに変化していくことはありますけど…。 さて、大変な世界ですがいいことはもちろんあります。いろいろな業種の人に会ってその世界をしることができたり、行ったこともないようなところへ行ったり、大きな仕事をしてそれがこの先何年も人の目に触れる物だったら苦労も全て消えます。また『全部あなたに任せますから』と言われた時は、重いプレッシャーが心地よくなります。 努力することを惜しまないで、苦労も覚悟して『デザイナーになりたい』との思いをしっかり持って頑張ればなれますよ。 最後に「自分のデザインはまだまだ」なんて思わないことです。「自分のデザインは絶対いい」と思ってください。自信が何よりのエネルギーになりますから この世界に入って十数年、もう辞めたいといつも思ってるけど、辞められないのはやっぱり好きだからだし、クライアントが喜ぶ顔が見たいんで今日もやってます。
現役ではなく現在は異業種で働いていますが、 過去に4年ほど経験があるので少しでも参考になればと思い回答します。 私がいた会社は10名ぐらいのデザイン事務所でした。 まず扱う仕事や会社の規模によって違ってきますが、大体の流れは同じだと思います。 仕事の流れですが、まず営業が仕事を取ってきたり、お得意様から定期的に仕事が入って来ます。 打ち合わせ~制作~校正~手直しが戻ってきて修正してまた校正~何度か繰り返して校了なら納品の流れが普通です。 慣れないうちは、先輩や上司のデザイナーのアシスタント業務をする事になると思います。 イラストレーターで素材を作ったり、修正作業をしたり、トレースしたり、写真をスキャンしたり等。 経験を積んで仕事が出来るようになれば、一つの仕事を任せられます。 その際、部下や後輩がいれば、手伝ってもらうように指示を出します。 他にも、外部のコピーライターやイラストレーターに外注をしたり、予算を出したり、 実際の作業以外の仕事もこなすディレクター等と言われる仕事です。 場合によっては、先方との打ち合わせを営業と同行したり、単独で打ち合わせを行う事もあるかと思います。 責任があり、大変な仕事ですがやりがいもあるかと思います。 ただし、この業界はとても勤務時間が長いです。 勤務時間に対して、仕事の量が多くて終わらない為、定時で帰れる事は稀だと思います。 特に、仕事を憶えて、出世すればするほど負担は増え、夜遅くまで(下手すれば終電)働く事が日常茶飯事です。 さらに、残業手当が出ない会社が多いです。 給料は残業手当を抜けば、入ったばかりのDTPオペレーターなら、異業種の普通の人と変わらないか、むしろ若干少ないかもしれません。 ディレクターになれば普通の人より少し多いと思いますが、その分、勤務時間も増えるかと思います。 完全週休2日の所が多いですが、仕事が終わらなければもちろん休日出勤はあります。 (もちろん、休日手当てや、休めれば代休は取れるかと思いますが) このような過酷な労働条件なので、もし、デザイナーって格好いいなとか、デザインの仕事をしてみたいとか、軽い気持ちで入っても、よっぽど好きでなければ続かないのではないかと思います。 デザインセンス<体力です。体を壊す人も後をたちません。ストレスも溜まります。 ずっとパソコンの前に座っているので、目と腰に負担が掛かります。歳を重ねるごとに辛くなり、持病持ちも多かったです。 個人的感想では、デザイン1割、作業9割といった感じです。 デジタル土方とはよく言ったものです。 私は、デザインやDTPの仕事は好きでしたが、心身の健康のために転職しました。 マイナス面ばかり書きましたが、いい仕事をした時や、自分で手掛けた物が出来上がって見るのはうれしいし、達成感もあります。 きちんと残業手当も出て、仕事も適度な会社も探せばあるとは思うので、私がいた様なひどい所ばかりではないかもしれません。 少しでも参考になれば幸いです。
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