まず、どちらもアシスタントという地位で社員になるのが一般的です。アシスタント時代はどちらも給料は高くありません。世間相場の80%程度でしょう。アシスタント時代は、仕事を覚える事がメインなので、レコーディングであれば、アシスタントエンジニアとして現場のスタジオ作業をアシストする業務に追われます。マイクのセッティング、機材管理、機器のサブオペレーション、雑用などです。PAであれば、雑用から始まり、ツアーでのPAやモニターエンジニアの要求する業務を淡々とこなす時代になります。 PAエンジニアは機器の習熟以外にも会館の音響特性を覚えたり、ハウリング対策、アーティストとのコミュニケーション、照明。美術、舞台との連携などがあり仕事を任せられるようになるまで最低でも5年程度は修行が必要です。 レコーディングエンジニアも同様で、音にうるさいミュージシャンの音楽的でクリエイティブな要求を技術力や音楽性の引き出しとコミュニケーション力で解決する仕事であるため、4~5年程度は修行が必要です。こうしてその会社のハウスエンジニアになって一定程度のクライアント(ミュージシャン)がつくようになるとレコーディングエンジニア30代半ばまでに独立する傾向が強いです。PAも独立会社に移籍したり、人によっては管理職に転向する人もおります。 売れっ子のスタジオ系エンジニアになれば1000万円程度以上を稼ぐ人もいるでしょうが、これはごく僅かです。昨今は音楽業界も不況で、製作費が落ちており、食えるエンジニアは、売れているミュージシャンの専属的な人がメインです。そうでない人たちは、CM仕事やアマチュアの音楽制作全般を委託業務として抱えて食いつないでいる人もいるくらいです。この世界もなかなか厳しいものがあります。 PAエンジニアは、ライブの活況によってその地位が上がっているとも言われておりますが、やはり格差は激しく、中小のPA会社であれば一般企業のような給与になることはまずありません。
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