コンサートの音響さんと照明さんの仕事内容について教えてください。

Question

コンサートの音響さんと照明さんの仕事内容について教えてください。どんな人が向いているかもお願いします。
また、お給料が少ないとよく目にしますが、具体的にどれくらい低いんですか？

Answer 1

音響側の人間ですので照明さんについてはふれませんが・・・

出演するアーティストさん（もしくは代理人）と打ち合わせして、使用する機材や配置など決め、それを搬入して設置して運用するというのが大まかな流れですね。座付と呼ばれるアーティストさんのツアーについてまわる音響もいますが、大抵機材やエンジニアは地方の音響屋にお願いする場合が多いです。また、音響チームは大きく分けて「ミキサー」と「ステージマン」と「ローディー」という3つの役割分担があり、ミキサーは文字通り卓を触る人、ステージマンはステージ周りの仕事・・・モニターの向きを変えたり、線がこんがらがりそうであればさばいたり、マイクを渡したり・・・ローディーは主にアーティストさんの楽器や小物などを渡したり、楽器のチューニングする役で、小さいステージであればローディー的な動きをステージマンが行いますが、ステージマンはあくまで持ち込みの音響機器を扱うのが基本です。イベントの規模にもよりますが、大体ステージマンを十年ほど経験してからやっと卓に座れます。

どんな人が向いているかというのは、まずコミュニケーション能力の高い人というのが挙げられます。音響と照明が別の会社の人というのも当たり前ですので、初めて合う人と良いチームとして協力しなければいけません。あと、業界用語でも「殺す」「生かす」「バラす」などちょっとアレな言葉も多いですし、一般的なオフィスワークな人々と比べて言葉使いが雑な人が多いのでその点もそんなもんだと思ったほうが良いです。また、重たい機材を繊細に運ばなければいけませんので、力は必要です。というか音響は建築業並の体力が必要です。照明さんは特に高所での作業がありますので、高所恐怖症の人には辛いでしょうねぇ。さらに本番はずっと集中力を保たないといけません。また、朝早く夜遅い・・・しかも時間はまってくれませんので時間厳守が出来る人というのも当たり前ですが重要なところです。

初任給は会社によってバラバラでしょうけれど、12～14万くらいでしょうか・・・自分単独の仕事が増えてくればインセンティブでもうちょい行きますが、1，2年くらいは下積みですねぇ・・・・