理学療法士

Question

理学療法士24歳の彼氏が来年今の仕事を辞め、理学療法士の資格取得の勉強を始めたいと言っています。
お互い結婚を考えていたのですが、私自身彼の夢を応援したい反面、とても複雑な心境です。
私は今社会人で23歳、彼も大卒(理学療法とは無縁）です。
彼からは理学療法士は給料自体は平均的なサラリーマン程度だが休みが確実に取得でき、
転勤、異動もないので同じ場所にずっと働ける、社会人から理学療法士に転職する人も多く、就職先には困らないと聞きました。
しかし、理学療法士になるために今後大学または専門学校に通う学費と生活費は相当な額だと思いますし、
奨学金の返済や仕事が安定する時期を考えると、結婚、出産などは当分先まで出来ないだろうと思いました。
また、理学療法士の資格が取得できる専門学校自体ごまんとありますし、その需要がいつまであるのか、
彼が言うほど待遇が良いのか正直疑問です。
彼から理学療法士になりたいという熱意があまり伝わってこないのもあまり応援出来ない理由でもあります。

そこで質問です。
①理学療法士の仕事に将来性はあるのか。
②年齢による雇用の差はないのか(彼は差はないと言います）。
③どれほどの給与があるのか。
④上記にあります彼が言っていることは正しいのか。
多くなりましたが、出来れば理学療法士の方にお答えしていただきたいです＞＜
どうかよろしくお願いします。

Answer 1

現職の理学療法士(PT)の者です。

結論から言うと、

①将来性はあまりありません。
②有資格者が激増している中で決して楽観視は出来ない。
③初任給は300～350万 昇給は少なく2年目は市県民税でほぼ確実に下がる
④就職先などにもよるが、基本的に良い部分しか聞かされていない。

①について
養成校の乱立、有資格者数の激増、医療・介護保険の財源不足による診療報酬の
削減、政治的発言力の皆無など、超高齢化社会でいくら需要があると言っても
理学療法士を取り巻く環境は年々厳しくなっており将来の見通しは暗いです。

②について
確かに20代後半や30代でも就職されている方はいます。
ただし、場所や待遇を重視しなければの話です。
待遇が良い・人気のある就職先などは高倍率でそれなりの努力が必要です。
有資格者が大量に出ており、今後も現役ストレートの子が増える中では、
例え差がなくても競争人数が激増していくので決して楽観はできませんよ。

③
給与や待遇だけを重視されるなら絶対おすすめしません。
初任給は若干高目ですが、昇給額が少ないので
PTよりサラリーマンの方が給与が良いです。
男性で家庭を持って子供を大学に行かせるなら共働き必須です。
また、診療報酬の改定などで今後下がる可能性は十分ありえます。

また、今の仕事を辞めると最低3年間はほぼ無収入です。
アルバイトでも高が知れてます。
今の仕事の年収×３～４年＋授業料＋実習費＋その他などなどで
恐らく資格取得までに2000万位の負担が増えると思います。
それだけの資格価値があるか？よく考えた方がいいです。

④
休みが確実かは職場によります。365日リハの職場なら
希望通りの休みのシフトになるとは決して限りません。
公立系の病院は基本暦通りで待遇もいいですが、
募集人数が非常に少ないので難しいですよ。

転勤・異動は徳洲会など他県にも同じ系列の病院やデイ施設などがある場合は
十分異動などは有り得ますし、実際転勤や異動された方なども知っています。
それが嫌なら就職先候補から外す必要などが出てきます。

また、就職してからも休みの日に自腹で県外に講習や研修会に行ったりします。
このお金も結構バカになりません。

以上より、一人のPTとしての立場から言えば質問者様が言うような理由で
PTを目指すならまずオススメしませんし、辞めておいた方がいいと思います。
臨床実習が厳しく留年・退学することも多いので下手すると挫折しますよ。
現実はそんな甘くないですし、例え確固たる信念や熱意があっても
仕事を辞めてまでPTの資格を取る価値があるかは正直かなり微妙です。

非常にリスクの高い選択で質問者様の今後の人生も掛かってますので、
二人だけでなく親御さんともよく相談された方がいいかもしれませんね。

Answer 2

理学療法士の仕事や年収等は他の方が詳細に答えている通りです

一人の男性、一人の人間として彼の事を考えると
今現在あなたと結婚して責任をとるのはまっぴらごめん
大学出たけど仕事をする気は余り無い、もっと美味しい仕事があればその方が良い
少しでも長く気楽な学生生活を送りたい
本気でやる気が有るなら４年前に選択して、今年から理学療法士になっていた筈で、
４年後も今と同じだと平気で言えてしまうお気楽で先見の無い男だと自分で公言しています

同じ男としての見方ですが、あなたという彼女がいて羨ましい限りです
(*^▽^*)

Answer 3

元理学療法士です。

あまり熱意があるわけでなく、食いっばぐれないから理学療法士になりたいのであればやめたほうがいいです。

確かに初任給は平均的なサラリーマンか、少し高くもらえるところもあります。ただ、理学療法士は昇給が少ないんです。ですので今の新卒なら定年まで働いても年収500万超えない人も出てくると思います。生涯年収で考えたら普通のサラリーマンより少なくなります。

まあ休みは週二回とかありますが、今は365日の病院も増えてますんで決まった曜日にとれるところに務められるかはわかりませんよ。

社会人から学校にいく人は少なくないです。ただ、一昔前は選び放題でしたが、今はかなり理学療法士の数が増えて埋まってきてます。卒業時20代なので不利になることはないとおもいますが、楽観視はできませんよ。

それと勘違いされる方が多いんですが、高齢者が増え需要があるから理学療法士は安泰、というわけではありません。すでに理学療法士はたくさんいます(日本の理学療法士はアメリカの二倍いるそうです)し、今医療費抑制を国が方針としている中で、リハビリに予算がたくさんつかないと思われるからです。予算がつかないと人件費にも回らないので、需要があっても給与があがらない、採用枠が増えないということはありえます。

①将来性は、何と比較するかにもよりますが、あまりないと言えると思います。
②卒業時20代ならあまり影響はないとおもいます。
③初任給は300万〜350万くらいだとおもいます。
④上記の通りです。なんか、彼氏はまるで学校説明会で教員が言ったことをそのまま言ってるような気がしますね^^;

理学療法士になるなら、極端に言えばお金は安くてもいいからリハビリに関わりたい！リハビリをやりたいんだ！という人くらいしか今後はやっていけないかもしれません。そして理学療法士と結婚するなら、2人で暮らしていくぶんにはいいですが、子供を生むとなると共働き必須ですし、私立大にいくとかになるとかなり厳しくなるとおもいます。

Answer 4

＞①理学療法士の仕事に将来性はあるのか。
理学療法士の数が増えて飽和状態になりつつありますが、医療としてのリハだけではなく通所・訪問・介護系などもありますから、贅沢言わなければどこかには就職できるといった程度です。
看護師のように売り手市場には程遠いです。

＞②年齢による雇用の差はないのか(彼は差はないと言います）。
理学療法士で応募してくる人は当然同じ資格は持ってますから、その中で誰を選ぶかは年齢や経験・人柄を見ると思います。
別に理学療法士経験でなくても、営業経験があり社交的ならそれはそれで武器になりますが。

＞③どれほどの給与があるのか。
地域や就業先によります。
知り合いの病院勤めの20代理学療法士は月給23万円、賞与・残業込の年収は350万円程度です。
もっと低い人もいますし、もっと高い人もいるので、ハローワーク等で自分の地域の求人を確認してください。

＞④上記にあります彼が言っていることは正しいのか。
これも就業先次第です。
休日はリハが休みのところは多いですが、会議や請求などの事務作業のために出勤している所もあります。
転勤はほとんどないですが、仕事が嫌で離職してしまえば（近場で次が見つからなければ）次の職場にあわせて引っ越すこともあるでしょう。そうなったら転勤と変わりません。

結局は理学療法士という仕事と、家族をどれだけ大事に思えるかです。
本気で好きなら上司にいびられようが、性格の悪い患者に土下座を要求されるようが、辞めないでしょうから。