病院か企業か。 管理栄養士養成家庭の4年生大学に通う3年生です。 以前から病院で働きたいと考えていたのですが、 企業の…

Question

病院か企業か。

管理栄養士養成家庭の4年生大学に通う3年生です。
以前から病院で働きたいと考えていたのですが、
企業のなかでも宅配治療食を扱う会社に興味が出てきました。
特に栄養士が購入者の栄養相談をしたり活躍できそうな企業ですごく入りたいところを見つけたのですが、企業研究をするうちに、やはりこういった治療食でいいものを提供するためには、病院で経験を積むことが大事なのではと考え始めました。
私は栄養相談と、クオリティの高い治療食にポイントを置いています。
病院で患者さんと話す経験や知識必要に感じたのですが、実際どうなのでしょうか。
アドバイスお願いします。

Answer 1

チャンスがあるなら病院で経験を積んだほうがいいと思います。
購入者の栄養相談は魅力的に思えますが、自主的に相談に来る人でも手こずるもので、経験が足りないと優等生の受け答えしかできず「教科書に書かれたことしか答えられない人」になってしまうと思うからです。
病院は好きで治療食を食べているわけじゃない人たちを相手にしますが、言い訳ばかりして逃げようとする、逆切れする、若い栄養士を言いくるめて好きな物を食べようとするなど、そういう「一筋縄ではいかない人々」を相手にすることで世の中にはとんでもない人や想像もつかない（困ったこと）ことをやっている人がいると思い知らされ、どんな人が来ても対応できるようになります。
忙しくて病棟に行けないことのほうが多いけど、これは本人のやる気次第だし患者さんと話されて困ることなどありません。
むしろ患者、食事の介助をする職員の給食の不満を直接言えることなのでいいことだと思います。
病院の中途採用は少ないし、病院経験がある人が企業に行くのはあっても逆は少ないのでチャンスさえあれば病院をすすめます。
ただ、現実的にもともと求人が少なく、ましてや未経験の管理栄養士は新卒であっても求人が少なく、病院は使い勝手の良い栄養士を選ぶことが多いので、チャンスに恵まれなかったら希望していなくても企業に就職したほうがいいと思います。
ただでさえ資格保持者が多い仕事は就職浪人してもチャンスが転がっているとは限りませんし、とくに大卒は企業でも栄養士としてではなく営業職などに就職することが多いと聞きます。
はっきりいってやる気と希望があっても就職できない人のほうが多い職業なので、あまりえり好みできるとは思えません。