まったく別のものです。 コーチング資格の認定は、そのコーチング技術を学ぶ機関が行います。公的資格でないため、カリキュラムも統一されていませんし、ビジネスを意識したコーチング、メンタルケアを意識したコーチング、エグゼクティブを意識したコーチングなど、機関によっても若干、専門分野が違っています。ですから、あくまでコーチングを学んだ機関が、「私のところで教えたコーチングの技術を習得しましたよ」と認定するだけで、他の機関のコーチング資格とは全く関連性がありません。 ですから受講生は数あるコーチング養成機関のなかから、指導方法、場所、金額、専門性などを考慮して選び、自分にあった養成機関で習い、資格を目指すことになります。もちろん、養成機関によって、教えることに特徴の違いがありますから、1人で2つの養成機関のコーチング資格を持っている人も少なくありません。 ただし、コーチングのベースとなるスキル、たとえば「傾聴」や「承認」などは、どこでも同じ内容だとは思います。そのスキルを通信教育や電話ミーティング形式で行ったりするところもあれば、実際に面談実習で習得したりするところもあります。テキストや教材もそれぞれに違いがあり、また「傾聴」「承認」を仕事を使うことを想定した事例で演習するのか、エグゼクティブな職についている人たちの目標実現へのパーソナルコーチを想定して演習するのかなどで、応用されています。ですから養成機関によってコーチ資格は全く異なるのです。
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