薬剤師として働かれている方々（30代，40代）は、薬剤師国家試験をいつ受けたとしても合格できるのですか? 少し位は…

Question

薬剤師として働かれている方々（30代，40代）は、薬剤師国家試験をいつ受けたとしても合格できるのですか?

少し位は忘れていても、仕事は務まるのですか?

補足

15年前に薬剤師の資格を取得したのですが、現在まで薬剤師とは関係ない職種（車関係）で働いてきました。

今年、薬剤師の仕事に転職しようと思うのですが、どういった勉強（復習）をしておけばよいでしょうか?

採用は無理でしょうか?

Answer 1

薬剤師です。あくまでも現場で働く者の意見として回答します。製薬企業などで働く人の意見とは違うかもしれません。

＞薬剤師国家試験をいつ受けたとしても合格できるのですか?

無理です（笑）。

というのも、物理学、有機化学や生化学など、基本的な内容は仕事にはほぼ不要です。法律については、若干知っておいた方がいいですが、それでもほとんど不要です。

薬理学や衛生学など、現場でもっとも重要な内容については、ある程度記憶にありますし、若干知識として使用しますので、比較的忘れにくいと思います。ただ、膨大な医薬品全部を覚えておける訳もありませんので、質問などがあった場合、逐一調べてから回答する方法でも、仕事に差し支えることはありません。

なお、薬剤師国家試験に出てくる医薬品の種類だけでは、到底足りません。世の中には、遙かに多い医薬品が発売されています。国家試験のレベルでは、おそらく現場の者の知識として10年以上遅れていますので、最新の医薬品に関する内容は、仕事についてから勉強することになります。その点では、国家試験に合格できただけでは、実際の仕事には知識不足です。

追記

年齢的に、37、8歳の方でしょうか。どこにお住まいかわかりませんが、調剤薬局であれば、とりあえず採用されると思います(病院は欠員のみ募集が多いため、経験者のみ採用になると思います）。ただ、まずは初心者レベルの内容から始めないといけませんので、まずはパート職で入って、3ヶ月程度訓練を受けるといいと思います。勉強といいますが、実際に現場に入ってからでもいいと思います。

内容的に一番簡単なのは、整形外科を主とする薬局です。ほかに、眼科や皮膚科なども初心者向きです。次に内科や耳鼻科などが候補になります。初心者には向かないのが小児科と精神科で、この2つは止めておくべきです。