農協、経済連、全農、それぞれ違いはあるのですか？ よく区別がつきませんです

Question

農協、経済連、全農、それぞれ違いはあるのですか？
よく区別がつきませんです

Answer 1

農協＝都道府県以下の地域で経済事業（農産物の取り扱い）、共済事業（保険）、信用事業（預貯金や貸付）を行う。主要な３事業を行うことで「総合農協」と称す。都道府県以下の区域で経済事業のみを行う農協は「専門農協」に区分され、経済連＝全農系列ではない。

経済連＝都道府県の区域で経済事業を行う。

全農＝全国の区域で経済事業を行う。

ちなみに経済連は全農との合併が進み、全農県本部という名称の所もあります。
また、農協が行う共済事業は、全共連（全国）と全共連の県本部（都道府県）があり、信用事業は信農連（都道府県）、農林中金（全国）が行っています。

農協は農民（農家の人）がお金を出して（出資して）設立しています。農協がお金を出して（出資して）経済連があります。農協や経済連がお金を出して（出資して）全農が設立されました。

見た目（実質）は全農が親で、経済連が子、農協は孫のようですが、資本関係から行くと 農協（親）＞経済連（子）＞全農（孫）の順になります。
共済や信用は法的なものもあり、全国＝都道府県＝農協と垂直統合されていますが、経済事業はそれぞれ独自で行っている面もあり、全農＝経済連＝農協は一般企業の親会社・子会社の関係より薄い部分もあります。