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海上自衛隊の海上技術幹部(候補生)と一般幹部(候補生)はどういった違いがあるのですか? また、海上技術幹部とは旧帝…

海上自衛隊の海上技術幹部(候補生)と一般幹部(候補生)はどういった違いがあるのですか? また、海上技術幹部とは旧帝国海軍ならばどのような階級に該当すると考えると分かりやすいですか? .大学の後輩に海上技術幹部候補生を志望する者がおり、進路について相談を受けたのですがよく分からなかったので大したアドバイスができませんでした。 ネット上で調べてみたりもしましたがなかなか情報が見つからなかったのでどなたか防衛省・自衛隊に詳しい方にお聞きしたいです。

補足

艦艇の研究・開発なら技術科自衛官よりも防衛省技術研究本部の技官を勧めた方がよいのでしょうか? 後輩はどうも旧帝国海軍の平賀譲技術中将に憧れているようなんですよね。

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回答(2件)

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    「一般幹部候補生」で海上自衛隊に入隊した者です。 今年度(平成25年度)の採用試験から従来の「技術幹部候補生」は「一般幹部候補生(院卒者)」となり、名称の変更と合わせて受験資格が院卒者に限定される様になりました。 従来の「一般幹部候補生」は「一般幹部候補生(大卒程度)」となりましたが、上記の「一般幹部候補生(院卒者)」だけでなく「一般幹部候補生(大卒程度)」からも技術職域に進むことは可能です。 また、技術職域の幹部採用試験としては、「技術海上幹部」があります。 こちらは、募集要項で指定された学部・学科の既卒者で実務経験を有する者を対象とした採用試験です。 「一般幹部候補生(大卒程度および院卒者)」と「技術海上幹部」の違いは、前者は部隊指揮官に補職されますが、後者は部隊指揮官には補職されないという点です。 「一般幹部候補生」は入隊当初から将来の部隊指揮官としての教育訓練を受け続けますが、民間で言う中途採用に当たる「技術海上幹部」は部隊指揮官としての教育訓練をほとんど受けません。 例えば、幹部候補生学校での教育期間を比較すると、「一般幹部候補生」は約1年間、「技術海上幹部」は約2ヶ月間と極端に違っています。「技術海上幹部」の幹部候補生学校での教育は体験程度なのに対して、「一般幹部候補生」は指揮官に必要な素養をみっちりと鍛え上げられます。 さらに「一般幹部候補生」は、幹部候補生学校卒業後には練習艦隊に配属となり、半年間の部隊実習も行います。こうして約1年半、「一般幹部候補生」は指揮官としての基礎を心身に叩き込まれた後、部隊に配属されます。そして、その後も部隊指揮官・幕僚としての教育を経て昇任して行き、技術職域(艦艇装備、航空装備)に進んだ「一般幹部候補生」出身の幹部は、将来的に造修補給所長や各航空群の整備補給隊司令などの部隊長職に補職されます。 一方の「技術海上幹部」は、幹部候補生学校卒業直後から技術関係の配置に補職され、実務を開始します。 部隊内での長(科長、係長)配置に就くことはあっても、部隊長職に就くことはありません。 技術職域の幹部海上自衛官は、旧日本海軍で言えば技術科(造船科・造機科・造兵科・水路科)将校に相当します。階級ではなく、兵科(海上自衛隊で言う「特技(通称:マーク)」)の違いです。 【補足について】 造船工学に関わる研究開発職なら、技術研究本部の技官が良いでしょう。 しかし、どのようなフネを作るのかというコンセプトの決定とその建造プロジェクトのマネージメントは、海上幕僚監部(防衛部装備体系課および装備部艦船課)が行います。 現場部隊(自衛艦隊開発隊群)でも、当該艦艇の任務上必要とされる性能・装備などを研究し、海幕にその結果を上申します。その上申内容は、コンセプト決定の上で重要な資料となります。 技術研究本部は、こうして決定されたコンセプトに従って、海幕と意見交換をしながら、艦艇の設計を行います。 造船技術を極めるなら技術研究本部技官、自分が構想した艦艇を実現させたければ幹部海上自衛官(艦艇装備に限らず)をお勧めします。

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  • 海自0Bです。昨年、定年退職しました。 現在も海自に関わる仕事に携わっております。 技術幹部にも艦船、武器、航空、施設と区分がありますが、ここでは艦船および武器(艦船)について説明します。 技術幹部の進路について概略あらわしてみます。 幹部候補生学校卒業後の海上実習等の共通訓練、各職種毎の専門教育を一通り終えたならば、 横須賀、呉、佐世保、舞鶴、大湊の造修補給所等に初任配置されます。 二年ぐらいの勤務で学部卒の場合は、防衛大学校理工学研究科もしくは一般大学の大学院に進みます。 その後は、海幕、技術研究本部、装備施設本部、地方防衛局、海自の艦艇開発隊、造修補給所等の勤務を します。 職務については、装備品の製造に関わる検査・監督、装備品の修理に関わる検査・監督、装備品の研究・開発に 関わる仕事となります。 なお、海幕においては概算要求や米国との技術的な調整等の技術行政に携わります。 艦艇の運用職域に進んだ人でもなんらかの事情で、技術職域に転向する例もままありますが、その逆はまずないと思います。 階級については旧帝国海軍の兵科将校も技術科将校も同じ呼称だったと記憶しています。海自においても階級は同一です。 ただし、職域が異なりますので経歴管理が異なります。

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