理想はおっしゃるとおりです。 実技の手引きからは、子供に歌の楽しさを伝えたり、歌を教えたりという設定保育をその場で実現することが求められていると読み取れます。 ですから、終始子供とアイコンタクトをとり、オーケストラと協奏曲を弾きながら指揮をするピアニストのようにふるまえればより満点に近づくと断言できます。 しかし、6割合格にはそこまでのことは求められてはいません。 試験当日、現実にはほとんどの人が、指が震えて演奏がままならない、緊張のあまりにサビで声が裏返るという事態に陥ります。子供のころピアノを習っていて発表会に何度も出た人も例外ではありません。 めざすのは満点ではなく、29点以下にならないということです。 どんなに緊張しても最後まで止まらずに弾ける簡単な伴奏で練習しましょう。 歌がしっかり歌えていたら、ピアノのミスタッチは目立ちません。 ですから、自分に無理がないキーの高さで歌いきること。 そして、この人なら良い保育士になれそうだという印象を与えることもお忘れなく。 余裕があれば子供とアイコンタクトもとればいいですが、アイコンタクトがとれなくて不合格になるという可能性は低いです。 コンクールは失敗してもまた別のコンクールがありますが、 保育士試験は後がないので緊張する人はハンパなく舞い上がってしまいます。 技術不足の減点と、失敗による減点の両方で30点を下まわることになると不合格。 技術が高ければ少々の失敗の減点はカバーできますが、技術に不安がある人は失敗は致命傷です。 どんな精神状態になっても無理なくできることだけをすれば十分ですよ。
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