解決済み
商工中金に詳しい方!! ちょいとレポートを書く都合上なんですが、ご意見伺いたいと思います。 質問は全て商工中金さんに関するものなのですが、三つあります。 ~民営化について~ 1)商工中金は、資本金の78%が政府出資ですよね。民営化後、どのように資金調達をするんですか?ワリショー等を売って資金調達ですか? また、78%を埋めきることが可能なんですか?? 2)商工中金さんは、政府の信用力を背景にビジネスモデルを構築していたような気がするのですが、民営化後その後ろ盾が取れますよね。経営続けられるんですか?? ~商工中金の金融債について~ ワリショー、リッショー、リッショーワイド、それぞれの違いはなんですか?? この三つの質問の中で、どれかひとつでも良いですから、答えて下さる方お待ちしております。
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~民営化について~ 1)2)大して詳しいことは分からない者ですが、経営形態を変えた途端、政府がすべての出資金を引き上げることはありえず、 段階を踏んで少しずつ、出資比率を引き下げていくことになるでしょう(NTTやJR、前例はそうでした)。 また、資金調達といっても、本業のワリショー等で集めたおカネは、あくまで融資等に回していかねばならず、 出資金の調達方法は、「民営化=株式会社化」としての調達方式にならうのではないでしょうか。 したがって、民営化後に国の後ろ盾が離れていくといっても、自衛努力と他の金融機関からの横すべり人事とをもって、 堅実適切な経営を図っていくべきことは当然といえ、またそうした狙いも込めての独立、ということになるでしょう。 ~商工中金の金融債について~ 【ワリショー】 かつて金融債とは、数種の一定額面の債券を一部の特定金融機関が予め発行しておき、顧客はその債券を「購入」、 利息分は先取りで受け、元金は満期日償還として受ける、という方法によって成り立ってきました。 しかしこれは、普通の銀行からすればただの定期預金形態に過ぎず、一方でこうした債券には名義が不要だったことから、 相続税・贈与税対策、そしてマネーロンダリング策に面白いように悪用されてきた経緯があり、発行元の金融機関にとっても、 半月ごと新たに発行し直す債券は、有価証券ゆえ偽造防止対策等のコストもかさんで面倒すぎることから、 現在では債券の発行は廃止、商品名称と利息先取り方式のみが今なお残る定期預金形態、と化しています。 満期までの期間は、「債券売り出し最終日」から1年(最長で1年と半月)となっています。 【リッショー】 ワリショーと同じ方式で、満期日までの期間が「債券売り出し最終日」から5年(最長で5年と半月)となっています。 【リッショーワイド】 リッショーは利息先取り方式ですが、ワイドがつくと半年ごとの後払い複利計算となることだけが違いです。 元々は債券を発行しない前提でスタートしましたが、現在ではリッショーにも債券は存在しないため、 顧客側からみた区分としては、リッショーとの明確な差がほとんどまるでないことになります。 ※これら3種それぞれ、現在では債券現物が事実上架空の存在であるものの、「一応は債券を発行していて、 その債券を金融機関が全面的に預かる」建前のもと、「保護預かり」という言葉を用いています。 名義不要の有価証券を顧客に一切手渡さないことで、犯罪につながる悪意の譲渡を防止しているわけです。。。
~民営化について~ 1) 民営化されたからと言って政府出資が当然Ⅱなくなるわけではありません。 上場等公開して漸次売却していくという事は考えられますが。 従来国鉄,電電公社,専売公社も基本的にこうした手順でした。 今回もそうした手法をとることが考えられます。 また「埋め切る」と書いていますが,金額が同額であるということが絶対的に必要な条件等言うわけでもありません。信用力があれば理論的には少なくてもいいですし(そういうことは現実にはあまりないが),実際には自己資本比率が求められる時代なのでより一層の増資が求められる可能性が大きいですね。 要はそういう投資家がつくかということです。 この1~2年金融機関もようやく一服息を吹き返しつつありますので,あるかもしれませんね。 要は当該企業の将来性を市場がどう評価するかです。 確かに広告などには昔は半分が政府出資とうたっていたように思います。 最近はちょっとあまり目にしていませんが。 昭和60年代に民営化された農林中金とは対照的で,たしかあっちは「民間」であることを売りにしていた時期があると記憶しています。 ですから要は色白だって,色黒だって自慢になるというわけですね。 金融機関が国営化されるということは逆に実質債務超過など不振であるということでもあるわけで,その辺はイメージ戦略というか,おっしゃるように今後のどうビジネスモデルを構築し,実際にそれで採算性を確保すると共に,それをプラスのイメージとして定着させるかというところが市場に信任を得る大きなポイントかもしれません。 ~商工中金の金融債について~ 上の方のいわれるとおりです。 ワリショーは割引金融債券の1つで「割引商工組合債券」の略称です。 以前は「割引金融興業債券」(ワリコー)等6種類くらいありました。 一年物で利息が咲きに支払われるのが特長で,無記名の債券本券で所有できるのでしばしば脱税に使われ金○議員のところからも出てきたことで有名です。 リッショーは利付き金融債券の1つで「利付商工組合債券」の略称です こちらも以前は「利付き金融興業債券」(リッキー)等6種類くらいありました。 5年物の半年利息支払というものです。 リッショーワイドはリッショーのバリエーションで 半年毎に支払われる利息を元本に上乗せ運用(複利)して,高利回りとしたものです。 こちらも以前はリッキーワイド等6種類くらいありました。 これらは都銀地銀などの主力商品であるのが「預金」であるのに比べて「債券」であるところが違うもので,法的なことを言えば,例えば税法上とか会計上とかの扱いとしては違うのですが,一般利用者から見た使い勝手は預金と殆ど似た様なものという形になっています。 以前は6行ほどが取り扱っていたのですが,日債銀や長銀の破綻などでずいぶん陰が薄くなってしまいました。 ですから民営とともに「金融債」を主な調達手段としていた商工中金はその面からも経営課題があるといえます。 更に言えば,商工組合中央金庫はその名前からもわかるように建前としてはあくまで「商工業者」を一対一で相手にするのではなく,「商工組合」という組合組織を通じて融資等をおこなうことを建前としているので,この面についても今日的に見ると見直しが必要なのではないかと個人的には思っています。
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